屋根の寿命を左右する下地材|野地板や防水紙、垂木などの役割やメンテナンスを解説
更新日:2024年03月27日
屋根リフォームをご検討中の方は、ネットの記事でよく「屋根材はもちろん下地の状態も重要!」のような情報を目にしませんか?
実際にその通りで、屋根材や棟板金などの外部から見える部分だけではなく、下地材の状態が屋根全体の寿命には深く関わっています(^^)
そこでまずは下地材それぞれの役割や、実際に必要となるメンテナンスについて確認してみたいと思います!
下地材の種類や役割
屋根の下地材としては大まかに3つ、『野地板』『垂木』『防水紙』が存在しています(^▽^)/
一番下側に位置している垂木から順に役割などをご紹介いたします!
◆垂木
垂木は棟から軒にかけて配置される木材のことで、一般的には455mmの間隔で設置されます。
屋根の骨組みのような部分となっているため、かなり重要であることが分かりますね。
垂木はこの後ご紹介する「野地板」を支える重要な役割を果たしています。
また、垂木にビスや釘をしっかりと打ち付けることで、屋根材を確実に固定することができます!
野地板を設置すると垂木は屋根上から見えなくなりますが、455㎜という決められた間隔がありますので、目視せずとも位置を特定して屋根材を固定することができるんです(*^^)v
屋根カバー工法などでも垂木の位置が重要視されるのは、ご紹介したように屋根材の高い固定力を確保するためです。
一部では垂木の間隔が303mmの建物も存在するため、事前の調査はしっかりと行う必要があります。
◆野地板
垂木の上層に設置されているのが野地板です。
野地板は屋根の強度を支え、屋根材がしっかりと固定される基盤となります。
実際の現場では「コンパネ」と呼ばれることもあります(^▽^)/
野地板がしっかりと施工されていることで、屋根全体の安定性や耐久性は向上します。
なにせ雨漏りを防ぐ防水紙や屋根材が葺かれる土台のような部分ですので、屋根リフォームの際にもこの野地板の状態によって必要な工事が変わることもあるんですΣ(・ω・ノ)ノ!
◆防水紙
屋根の防水紙は、屋根材の下に敷かれています。
防水紙は、屋根材の隙間などから浸入した雨水を内部に染み込ませないようにする役割があります!
また、防水紙同士が重なる部分は特定の幅で重ねてあり、屋根の上部から軒先へと雨水が流れる際に入り込まないような設置のされ方が取られています。
屋根下地に必要な工事・メンテナンスとは
屋根下地の劣化や破損が放置されると、屋根全体の安定性に影響を与えてしまいます(>_<)
そうならないためには定期的な点検やメンテナンスが必要であり、屋根下地の補強や補修を行うことで、屋根の寿命を延ばし、雨漏りや劣化を防ぐことができます(^▽^)/
屋根葺き替え工事か屋根カバー工法でメンテナンス可能
普段は見えない位置にある下地材の為、メンテナンスの機会はかなり限られています。
下地材に傷みが見られた場合、行われる工事は「屋根葺き替え」か「屋根カバー工法」です!
屋根カバー工法では防水紙を新しくすることができ、屋根葺き替え工事では野地板や必要に応じて垂木までを新しいものに交換します!
雨漏りが発生している場合、防水紙の劣化と共に染み込んだ雨水が野地板も傷ませてしまっていることが多く、その状態で屋根を2重にするカバー工法は選択できませんので、屋根葺き替えでメンテナンスを行うことが多いです(^▽^)/
野地板の状態によって屋根カバー工法が行えるかどうかが変わりますので、かなり重要な部材であることが分かります(^^)
私たち街の屋根やさんでは無料の点検とお見積もり作成を承っており、適切なメンテナンス方法や工事のご提案を行わせていただきます!
参考価格として、屋根葺き替え工事は税込1,097,800円~2,200,000円、屋根カバー工法では税込877,800円~1,430,000円となります。
一般的なお住いだけではなく工場・倉庫の屋根もカバー工法などの施工経験がございますので、安心してお任せくださいね(^▽^)/
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
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