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スレート屋根のリフォーム方法「カバー工法」のメリットとは?葺き替え工事との比較から施工事例までご紹介!

更新日:2024年04月04日

 化粧スレート屋根に必要なメンテナンスとして広く知られているのが、屋根塗装です!
 しかし、スレート屋根材の傷み・損傷が著しい場合には塗装による屋根機能の復旧が困難な場合があります(>_<)

 そうした場合に採用される事が多いのが、「屋根カバー工法」です!
 一体どのようなリフォーム方法なのでしょうか(・・?

 今回は、スレート屋根のリフォーム方法の一つである屋根カバー工法の特徴・メリット・デメリットと併せて、その種類葺き替え工事との比較をご紹介致します!

 また、実際に施工させて頂いたカバー工法によるスレート屋根のリフォーム事例もご紹介させて頂きますので工事をご検討されている方がおられましたら、ぜひご覧ください(^^)/

スレート屋根のリフォーム方法「カバー工法」のメリットとは?

1. 屋根カバー工法とは?

屋根カバー工法

 屋根カバー工法は、既存のスレート屋根の上に新たな屋根下地材・屋根材を被せる様に敷設する屋根リフォーム方法です(#^^#)

 既存の屋根材を撤去する必要がほぼ無い事から、工事期間・費用を削減出来る事が大きなメリットです!
 特に既存の屋根材にアスベストが含有されている場合には撤去費用が高額になる為、工事費用の削減効果はさらに大きなものになります😊

2. 屋根カバー工法のメリット・デメリット

2-1. 屋根カバー工法のメリット

 屋根カバー工法の一番のメリットとして挙げられるのが、 既存の屋根材をほぼ撤去する必要が無い事から コスト・工事期間を抑えられる事です(#^^#)

 特に既存の屋根にアスベストが含有屋根材が使用されていた場合、特殊な処理が必要となる事から処分費用は高額になりますので、工事費用の削減効果も大きなものになります。

通常の金属屋根の場合
スレートへ金属屋根材でカバー工法を行った場合

 屋根が2重構造となることで断熱性・遮音性が向上し、結果的に屋根の保護機能向上に繋がる事も屋根カバー工法の魅力です😊
 特に金属屋根においてご心配されることが多い、雨音が響く・太陽からの熱の伝わりによる室内温度上昇などを抑える効果があります!

2-2. 屋根カバー工法のデメリット

 一方で、屋根カバー工法には以下のようなデメリットに注意が必要です(>_<)

 最も大きなデメリットと言えるのが、屋根の重量増加による耐震性の低下です。
 既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねる事から、屋根の重量増加は避けられません。

 その為、新規屋根材に軽量であるガルバリウム鋼製屋根材などの金属屋根材を選定するなど、耐震性を考慮して新しい屋根材を選定する必要があります!

 また、アスベスト含有屋根材の撤去を必要としない事は確かにメリットですが、それは同時に問題を先送りにしてしまうとも言えます。
 一度カバー工法を施工した屋根に再度カバー工法を施工する事は出来ませんので、将来的に撤去費用は必ず必要になるという事は念頭に置いておく必要があります😢

 また、既存の屋根材の劣化・損傷が著しい場合や、屋根の凹凸・重量が大きい瓦屋根への施工が困難な点にも注意が必要です。

3. 屋根カバー工法における施工方法の種類

 屋根カバー工法には「直接下葺き材カバー工法 」「 野地板増し張りカバー工法 」の2種類の施工方法があります。

 「直接下葺き材カバー工法」は、既存の屋根材(主にスレート)の上に直接新しい防水シート(ルーフィング)を敷設してその上に新しい屋根材を葺く方法です。
 この工法は、既存の野地板(屋根材を支える板)の状態が良好で追加の強化が不要な場合に選定され、屋根カバー工法の一般的な施工方法と言えます😊


 一方で「野地板増し張りカバー工法」は屋根材の固定先である「野地板」の状態が悪い、または追加の強化が必要な場合に採用されます。
 古いスレート屋根の上に新しい野地板を張り、その上に防水シートと新しい屋根材を仕上げます。

  「野地板増し張りカバー工法」は野地板の補強を行う事で屋根の強度を回復させることが出来ますが、同時に 「直接下葺き材カバー工法 」 と比較して工事費用・屋根重量が大きくなります😰
 注意しましょう!

4. 屋根カバー工法の費用相場

 カバー工法の費用相場は一般的に80万円~150万円程度と言われており、費用相場が幅広い印象があります。
 これは、お住まいの状態や屋根材の選定によって屋根カバー工法の工事費用が変動してしまう事が原因です(>_<)

 価格が変動する要因の一例を下記にご紹介致します!

  • 〇屋根面積
     一般的に、屋根面積が大きくなるに比例して工事費用も増加します。
     工事に必要な資材が増えることはもちろん、工事規模が大きくなることで作業負担も大きくなる為です!
  • 〇新規屋根材の種類
     例えば、高機能・高品質な屋根材は導入コストが大きくなり、同じ金属屋根材であっても表面に塗布された塗料によってグレード・価格は異なります。

     ただし、品質の高い屋根材はそれだけ耐久性に優れ、メンテナンスコスト・手間を抑えられる傾向にあります。屋根材の選定は導入コストだけでは無く、将来的なメンテナンスコストも含めてご検討されることがおすすめです(#^^#)
  • 〇既存の屋根の状態
     前述の通り、野地板の状態が悪い場合は「野地板増し張りカバー工法」による施工が必要となる場合があります。
     同じ屋根カバー工法でも施工方法によっては工事費用が増加してしまう可能性もありますので、注意しましょう!

5. スレート屋根に施工させて頂いた屋根カバー工法にリフォーム事例をご紹介!

 続いて、実際に施工させて頂いたスレート屋根の屋根カバー工法を用いたリフォーム事例を詳しくご紹介致します!

屋根カバー工法による屋根リフォームのご依頼を頂いたW様

 屋根材の一部がお庭に落下したことで、ご不安になられているW様よりご依頼を頂いた事が工事のきっかけとなります!

全体的に劣化が進行した化粧スレート屋根
屋根材の割れ

 現地調査にお伺いさせて頂き、屋根を調査させて頂きますと化粧スレート屋根の一部に割れが発生していました。
 その破片が滑り落ちてお庭に落下されたようです(>_<)

 また、お住まいの化粧スレート屋根材には「コロニアルNEO」が使用されていました。
 実は、このコロニアルNEOはノンアスベスト屋根材と呼ばれる欠陥を抱えた屋根材です😰

 一般的な屋根材と比較して劣化症状が著しい事から割れやすく、塗装メンテナンスが出来ない屋根材として知られています(>_<)

 その為、今回は屋根カバー工法によるメンテナンスをご提案させて頂き、工事のご依頼を頂きました(^^)/

金属屋根材の敷設の様子

 屋根の凹凸となる棟板金を撤去したら、既存の屋根材の上に防水紙・新規屋根材を敷設していきます!
 今回は、新しい屋根材には金属屋根材「スーパーガルテクト」を使用させて頂きました!
 耐久性・耐腐食性に優れ、屋根材の中でも最軽量ですので屋根カバー工法のデメリットである耐震性の低下も最小限に抑えられます!

屋根カバー工法による屋根リフォームの完了

 屋根材の敷設完了後、棟板金の設置が完了すれば屋根カバー工法の完了です(#^^#)
 金属屋根材に変わったことで見た目の印象も大きく変わり、スタイリッシュでお洒落な屋根となりました!

 お客さまにも大変お喜び頂けました(^^)/

6. 屋根カバー工法による屋根リフォームが適さない屋根

瓦屋根へ屋根カバーの施工は出来ない

 屋根カバー工法は屋根材の撤去費用・工期を削減出来るおすすめの工事方法です😊
 しかし、全てのお住まいの屋根に屋根カバー工法が適しているわけではありません!

 以下に、屋根カバー工法による屋根リフォームが適さない屋根の特徴をご紹介致します。

  • 〇重度の損傷・雨漏りが生じている屋根
     屋根構造に深刻な損傷が見られる場合や雨漏りが生じてい場合では、屋根カバー工法によるリフォームのご提案出来ないケースもあります😢
     野地板の損傷具合によっては「野地板増し張りカバー工法」によって施工できる場合もありますが、著しい損傷・劣化進行が確認出来る場合、後述する「屋根葺き替え工事」の方が適しています。
  • 〇屋根の形状が複雑・瓦屋根
     屋根カバー工法は新規屋根材を被せる様に敷設する関係上、形状が複雑な屋根への施工は適していません。
     また、屋根表面の凹凸やそもそもの重量が大きい瓦屋根への施工も困難です(>_<)


 上記の様に屋根の損傷状況や、屋根形状・屋根の材質によっては屋根カバー工法によるリフォームが適さない場合があります!

7. 屋根葺き替え工事と屋根カバー工法の比較

 塗装メンテナンスによる屋根機能の復旧が困難となった場合、「屋根カバー工法」と併せて選択肢に挙げられるのが「屋根葺き替え工事」です!
 どちらもメリット・デメリットがありますので、いざ工事が必要となった場合に工事方法の選定に迷われる方も多いです。

 それぞれのメリット・デメリットに焦点を当てて詳しくご紹介致します!

7-1. 屋根葺き替えの特徴・メリットとデメリット

屋根葺き替え工事

 葺き替え工事は既存の屋根材を完全に撤去し、新しい屋根材を設置する方法です(#^^#)

 その為、葺き替え工事の最大のメリットは、屋根全体を新しくすることで屋根生じている問題を根本から解決できる点にあります。特に、屋根の大きな損傷や構造的な問題がある場合には最適なリフォーム方法と言えます!

 また、屋根カバー工法と違って複雑な形状の屋根や瓦屋根にも施工する事が可能で、屋根の重量増加を心配する必要もありません😊

 しかし、葺き替え工事の最大のデメリットとして挙げられるのが施工コストです。
 既存の屋根材の撤去と処分にかかるコスト・作業負担が掛かる事から、全体的な工事費用・期間はカバー工法と比較して大きくなります。
 また、アスベスト含有屋根材が使用されている場合、撤去してしまえば将来的に廃棄費用を心配する必要は無くなりますが、やはり高額な撤去費用は大きな負担となってしまいます(>_<)

 

7-2. 屋根葺き替え・屋根カバー工法どちらが優れているとは言えません!

 上記の様に「屋根葺き替え」・「屋根カバー工法」にはそれぞれのメリット・デメリットがある事から一概にどちらが優れているとは言えません!

 アスベストを含む屋根の問題を一気に解決したい方には屋根葺き替え工事が適していますが、工事費用・期間を削減したいとお考えの方には屋根カバー工法が適していると言えます。

 お住まいの状態はもちろん、屋根工事において何を重要視されるかで最適な工事方法は変わります!
 街の屋根やさんでは、屋根の現地調査やお客様とご相談をさせて頂いた上で最適な施工方法のご提案やアドバイスをさせて頂きます!ご安心ください(^^)/

8. スレート屋根の屋根カバー工法によるリフォームもお任せください!

 今回は、スレート屋根のリフォーム方法の一つである「屋根カバー工法」を中心にご紹介させて頂きました(^^)/

 屋根カバー工法は、既存の屋根材を撤去する必要が無い事から工期・撤去費用の削減が大きなメリットです😊
 しかし、その一方で屋根の重量増加による耐震性の低下や、アスベスト問題を先送りにしてしまう点がデメリットと言えます(>_<)

 また、屋根の損傷・劣化状態が著しい場合や、瓦屋根への施工が出来ない点にも注意しましょう!


 さらに、屋根カバー工法リフォームをご検討される上で、屋根葺き替え工事と比較・検討されることも大切です。

 コスト・工事期間は屋根カバー工法と比較して大きくなりますが、屋根を下地から新しくすることで現在屋根に発生している問題を一度に解決する事が出来、構造部分から屋根を強くすることが可能です。

 ただし、アスベスト含有屋根材が使用されている場合には、やはり高額な撤去費用が大きな負担となってしまいます。

 以上のことから、屋根カバー工法・屋根葺き替え工事、どちらが優れているとは一概に言えません!
 予算や将来的な生活を踏まえて比較・検討されることが大切です(^^)/


 私達、街の屋根やさんは屋根カバー工法・屋根葺き替え工事の工事経験も豊富に持っております!

 屋根の点検・メンテナンスをご検討されている方や、工事方法の選定でお困りになられている方がおられましたら、ぜひお気軽にご相談下さい!
 ご相談はもちろん、点検~お見積りの作成まで無料にて承っておりますので、ご安心ください!

この記事の監修者

富田 功義

▼保有資格
2級建築施工管理技士・雨漏り診断士・一般建築物石綿含有建材調査者

20,000棟以上の施工実績を持つ『街の屋根やさん』多摩川支店の支店長。
赤外線カメラを使用した雨漏り調査など、幅広いお悩み事に対応可能なリフォームアドバイザー。

 記事内に記載されている金額は2024年04月04日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
 そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
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