3種類の野地板の特徴を解説!ご自宅の寿命を延ばすために重要な野地板メンテナンスの方法
更新日:2024年02月15日
屋根の寿命そのものと言える野地板には、大きく分けて3つの種類が使用されています(^▽^)/
雨漏りしない丈夫な屋根を維持していくためには欠かせない野地板のメンテナンスですが、どのような材質があり、種類によって何が変わるのかは気になるところかと思いますので、本記事でそれぞれ解説したいと思います(^▽^)/
3つに分けられる野地板の種類
野地板はお住いの築年数や地域によって種類が分かれています。
そこで代表的な野地板を3つご紹介し、それぞれの役割やご自宅にどの種類が必要になるかを確認してみましょう(*^^)v
1.バラ板(杉板)
まずは以前によく使用されていたバラ板という種類の解説です(^^) バラ板は40年以上前に建築された住宅に多く使用されています。
杉の木を約90mm~120mm程度の幅にカットした木材を敷き詰め、その上に防水紙などを施工していきます。
杉は乾きやすいため、他の木材よりも湿気などで傷まない点が評価されバラ板として使用されていました(^▽^)/ また、杉板同士に隙間がありますが、これも乾燥を目的とした通気性を確保するために設けられていました(^^)
◆バラ板が現代で使用されない理由
後述する「構造用合板」が開発されたことで、バラ板での施工は選択されなくなってきています。
バラ板は見た目からも分かるように、合板を張り合わせていくよりも手間のかかる野地板です(-_-;
施工の手間や、乾燥に隙間を必要としない構造用合板の登場や防水紙の進化により、野地板の主流は移り変わっていきました。
リフォームの際にも、これまでのバラ板の上に構造用合板を増し張りして屋根の強度を高めることがあります(^▽^)/
2. 構造用合板
最近ではバラ板よりも構造用合板がよく使用されています。
構造用合板は屋根の耐久性を高めるために使用されます!
構造用合板は耐久性が高く、長期間の使用にも耐えることができます(*^^)v
よく野地板に用いられるのは厚み12mmのものです。
似ている普通合板やコンパネとの見分け方として、構造用合板には「JAS認定」であることや品名に「構造用合板」と分かるような記載がされています(^▽^)/
3. 耐火野地板
耐火野地板は、文字通り火災時に燃えにくい野地板となっています(^▽^)/
「木材なのに燃えないの?」という疑問が浮かびますが、耐火野地板は木片とセメントを混ぜて成型していたり、燃えにくいロックウールを使用していたりします!
30分以上の火災に耐えられる野地板を耐火野地板と定め、準防火地域・防火地域・屋根不燃区域などでは使用が義務付けられてもいます(^^)
野地板は適切な時期にメンテナンスを!
野地板のメンテナンスについては、定期的な点検と適切なケアが重要です。
野地板が傷んだ場合は、張替えや増し張りを行うことが一般的です。
また、小屋裏から野地板を観察することで、変色や腐食などのサインを見つけることができます。
私たち街の屋根やさんでは、無料点検時に必要であれば小屋裏から状態を確認させていただくこともございます(^▽^)/
野地板に限らず、お住いの不調は発生する前にメンテナンスをしておくことが一番です!
野地板のメンテナンスでは基本的に屋根葺き替え工事(参考費用:税込1,097,800円~)が必要になりますので、築年数や前回の工事からの期間を考慮して定期点検をご依頼ください(*^^)v
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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