築年数だけで判断はできない?アスベスト含有スレートの見極め方やリフォームの注意点を解説
更新日:2024年01月31日
20年程前になりますが、アスベストによる健康被害問題が話題になっていたことを覚えていますでしょうか?
アスベストはお住いの建材のあらゆるものに使用されていたため、当然リフォームを行う上では切っても離せないポイントです。
特にスレート屋根のリフォームにおいては、アスベストが含有しているかどうかが重要ですので、本記事ではアスベストとの関係性や3つの見分け方についてご紹介します!
スレート屋根とアスベストの関係性
そもそも、いったいなぜスレート屋根にアスベストが含まれているかどうかを気にする必要があるのでしょうか?
アスベストは非常に微細な繊維状の物質であり、建材に混ぜることで強度や耐久性を大きく高めてくれる素材としてよく使用されていた過去があります。
そのため、アスベストが含まれたスレートは割れにくく寿命が長かったのです!
しかし、アスベストは健康被害を引き起こすことが問題視され、現在ではスレートに含まれることはなくなりました。
アスベストを含むスレートや建材が実質的に全面的禁止となったのは2006年のことですので、それ以降に建てられたお住いにはまず使用されていないでしょう(^▽^)/
アスベスト含有スレートの注意点
スレート屋根は一般的に25~30年程で寿命を迎えます。
そこで新しい屋根材への葺き替えを行う場合、リフォームの過程で古いスレートを処分する必要が出てきます。
アスベストを含んでいる場合、スレートの処分時に発生する粉塵などが健康被害を及ぼさないようにしなければなりませんので、廃材処分費は高くなってしまいます(>_<)
葺き替えを行う際に処分費が高額になりやすいという点は覚えておく必要があります(^▽^)/
ノンアスベストのスレートにも問題はある?
ただし、アスベストを抜くことで発生した問題が、耐久性の著しい低下です。
現在ではノンアスベストでも30年程の寿命を持つスレートが当たり前となっていますが、当初では技術力が足りておらず10年も経たない内に劣化してしまう商品が相次いでいました(-_-;
「パミール」「コロニアルNEO」「レサス」などがその代表例として挙げられています。
これらの屋根材は施工後すぐに劣化するわけではないため、問題が表面化するまでに時間がかかり、結果的に多くのお住いに使用されることとなったのです(>_<)
2006年にアスベストの使用が実質的な全面禁止となったと前述しましたが、それ以前からノンアスベスト屋根材の製造はスタートしています。
そのため、2006年以前に建てられたお住いのスレート屋根にアスベストが含有しているかは、築年数からでは判断ができないのです(-_-;
アスベスト含有スレートの見分け方
スレート屋根にアスベストが含有しているかどうかを見分ける方法について解説します(^▽^)/
①築年数
まず、アスベストが含まれるスレート屋根を見分けるためには、築年数や屋根材の種類を確認する必要があります(^▽^)/
1%以上のアスベスト含有を規制した2004年、そして実質的な禁止となった2006年以降に建てられた家の場合、ほぼアスベストが含まれたスレートは使用されていないでしょう。
ただ、それ以前でもノンアスベストのスレート屋根材は流通していましたので、2004年よりも前に建築されたお住いでは築年数を頼りに判断することが難しいです。
②スレート屋根の商品名
また、屋根材の商品名を調べることも有効です(^▽^)/
屋根材の商品名がわかれば、メーカーのサイトなどで調べることができます。
ただし、中古住宅などの場合は既に別の屋根材に変更されている可能性もあるため、注意が必要ですね(>_<)
③業者に点検を依頼する!
おそらく最も確実な方法が、屋根リフォームの専門業者に調査を依頼することです。
例えば、ノンアスベストのスレートは独特な劣化症状があったり、形状から商品名を判別することが容易な場合もございます。
そのため、屋根リフォームを検討する場合やアスベスト含有を調査したい場合には、まずは無料での屋根点検をご活用いただくことがオススメです(*^^)v
アスベスト含有スレートのリフォームについて
アスベスト入りのスレートは、破砕されない限りはほぼ無害とされていますが、リフォームや修理を検討する場合は専門業者にしっかりと相談することが重要です。
60㎡ほどのスレート屋根を葺き替える場合、税込1,097,800円~がおおよその参考費用となっていますが、やはりアスベスト含有かどうかでもお値段は前後いたします。
まずは無料診断でのお見積もり作成をご活用ください(^▽^)/
記事内に記載されている金額は2024年01月31日時点での費用となります。街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
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