波型スレート屋根の劣化症状とは?放置が招く雨漏りリスクに注意!
更新日:2025年07月15日
かつて多くの工場や住宅で使われてきた波型スレート屋根。
軽量で施工しやすいことから長年親しまれてきましたが、年月とともに劣化が進行し、雨漏りや安全性の問題が発生することも少なくありません。
今回は、波型スレート屋根の代表的な劣化症状と、そのまま放置することで起こり得るリスクについて詳しく解説します。

波型スレート屋根とは?その特徴と背景
波型スレート屋根とは、セメントと繊維質を原料にした「スレート材」を波型に加工した屋根材です。
一般的には工場や倉庫、昭和期に建てられた住宅などで多く使用されてきました。
施工性の良さとコストパフォーマンスの高さが魅力で、軽量でありながら十分な強度もあります。
見逃してはいけない!波型スレート屋根の主な劣化症状

波型スレート屋根に現れる劣化症状にはいくつかの特徴があります。
次のような変化が見られる場合は注意が必要です。
・ 表面の色褪せ
・ スレート材のひび割れや欠け
・ 板が反り返っている、波形が歪んでいる
・ 雨染みやコケ・カビの発生
・ 固定しているボルトまわりのサビや浮き
これらの症状は、経年劣化や紫外線、風雨の影響によって少しずつ進行していきます。
とくに、スレートが水を吸いやすくなると、乾燥・湿潤の繰り返しで素材が脆くなり、割れや反りが顕著に現れるようになります。
劣化を放置するとどうなる?雨漏りや構造部への影響
波型スレート屋根の劣化をそのまま放置すると、屋根材としての防水性や耐久性が大きく低下していきます。
特にひび割れや欠けた箇所から雨水が浸入すると、下地や構造部が濡れて腐食し、以下のようなリスクが発生します。
・ 雨漏りによる室内への被害
・ 木材の腐朽による構造の弱体化
・ 断熱性の低下による室内環境の悪化
・ 電気系統への水の侵入とショート事故
・ カビの発生による健康被害
劣化が進んだスレート屋根の対処法とは?

劣化の程度に応じて、波型スレート屋根にはいくつかの対処方法があります。
・ 軽微な劣化の場合は部分補修や塗装メンテナンス
・ 大きなひび割れや全体的な耐久性低下がある場合はカバー工法
・ 雨漏りが起きているなど下地の耐久性低下が懸念される場合は葺き替え工事
適切な施工には入念な点検による正しい判断が必須になるため、専門の業者に調査・診断を依頼することが重要です。
まとめ

波型スレート屋根は、軽量で丈夫な素材として広く使用されてきましたが、経年による劣化は避けられません。
ひび割れ、反り、コケの発生などが見られたら、雨漏りの前兆である可能性もあります。
放置することで、建物全体の耐久性や安全性を損なうリスクがあるため、早めの点検と適切なメンテナンスが必要です。
アスベスト含有の可能性がある場合は、専門業者による調査を受け、適切な方法で対処しましょう。
波型スレート屋根の劣化にお悩みの方は、ぜひ私たち「街の屋根やさん」にご相談ください。
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