ノンアスベスト屋根材のメンテナンス方法とは?八王子市狭間町のお住まいでおきた劣化事例と補修の流れをご紹介
更新日:2025年05月20日
ノンアスベスト屋根材は、2000年代以降に普及した安全性の高いスレート屋根材です。しかし、アスベストの代替素材による構造の変化により、ひび割れや割れやすさといった問題が発生するケースも少なくありません。
今回は、八王子市狭間町で行われたノンアスベスト屋根材(グリシェイドNEO)の補修・葺き替え工事の様子をもとに、メンテナンス方法や注意点を解説します。
ノンアスベスト屋根材とは?その特徴と劣化の傾向
ノンアスベスト屋根材とは、従来のスレート屋根に含まれていたアスベストを取り除き、代替繊維で強度を確保した屋根材のことです。

ノンアスベスト屋根材が使用された屋根の全景。見た目は従来のスレートとほとんど変わりません。
安全性が高く、環境への配慮がなされた材料である一方、耐久性や強度の面でやや劣る傾向があります。
劣化が進行した「グリシェイドNEO」の現状

表面の数か所に亀裂や剥がれが見られます。
「グリシェイドNEO」は、ノンアスベストスレートとして普及した製品ですが、特に10年を超えると、部分的な破損や脆化が目立ちやすくなる製品でもあります。
メンテナンス方法①:部分補修では不十分な場合も
小規模なひび割れであれば、コーキングや補修材での部分補修が可能です。
しかし、今回の現場のように広範囲に劣化が見られる場合や複数箇所の破損が確認された場合には、全面葺き替えが必要です。
メンテナンス方法②:葺き替え工事の流れ
1. 棟板金を撤去し、新しい屋根の準備

棟板金の撤去作業の様子。金属部分のサビや浮きも劣化のサインです。
既存屋根の劣化が著しい場合、部分的な重ね葺きでは対応できず、下地から見直す必要があります。
2. 既存のスレートを撤去

割れやすいスレート材を一枚ずつ丁寧に剥がしていきます。
ここまでの工程で、下地材の状態や防水シートの損傷具合をチェックし、必要に応じて下地の補強や新設を行います。
3. 野地板(構造用合板)の新設

新しい野地板が張られた状態。屋根材を支える基盤部分です。
この工程によって、屋根全体の耐久性・耐震性が大幅に向上します。これで、新しい屋根材の施工が可能な状態になります。
ノンアスベスト屋根材のメンテナンス時期とサイン
ノンアスベスト屋根材の寿命はおおよそ20年〜25年とされています。
ただし、以下のような症状が現れたら、早めの点検・補修をおすすめします。
- ・表面の剥がれ・退色
- ・ひび割れや破損
- ・雨漏り、軒天の汚れ
- ・棟板金の浮きやサビ
街の屋根やさんが選ばれる理由
街の屋根やさんでは、ノンアスベスト屋根材に精通した職人が、以下のような対応を行っています。
- ・点検時に屋根材の製品名・状態を正確に特定
- ・劣化症状に合わせて補修・葺き替え・カバー工法を提案
- ・火災保険の活用など、費用削減の相談にも対応
- ・安全第一の施工体制で、周辺への配慮も万全
お住まいの寿命を左右する重要なメンテナンスだからこそ、専門業者に任せることが安心です。
八王子市狭間町でノンアスベスト屋根の劣化が気になる方へ
八王子市狭間町は住宅密集地域が多く、強風や雹による屋根の劣化被害も頻発しています。
ノンアスベスト屋根材を採用されているお宅も多く、適切なメンテナンスが将来的なコストを左右します。
「少しでも心配な症状がある」「製品名がわからない」などのお悩みも、無料点検でしっかり確認可能です。
✅この記事のまとめ
- ・ノンアスベスト屋根材は安全性が高い一方で耐久性には注意が必要
- ・破損や劣化が広がる前に早めのメンテナンスが重要
- ・今回はグリシェイドNEOの葺き替え工事を実施
- ・野地板の張替えから新しい屋根材の施工までを一貫対応
- ・八王子市狭間町の施工実績で地域密着の安心施工
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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