
HOME > ブログ > 雨樋から雨水が溢れる原因は主に3点!オーバーフローと二次被害.....
更新日:2024年09月09日
雨樋から雨水が溢れてくると騒音による近隣トラブルや雨漏りなどの二次被害に繋がるため、早急に解決したい問題となります。
「今までは問題なかったのに、どうして雨樋から溢れるようになったんだろう?」と疑問に思われるかもしれませんが、雨樋のオーバーフロー(溢れ)にはいくつかの原因が考えられますので、それらを確認しつつ有効な対策についてご紹介したいと思います(*^^)v
雨樋がオーバーフローする主な原因は、詰まり、歪み・曲がり、そして屋根材の変更です。
詰まりは最も一般的な原因で、落ち葉や枝、鳥の巣、屋根から流れ落ちる小石や破片などが雨樋内に蓄積することで発生します。
特に敷地内や近隣に多くの木がある場合、落ち葉による詰まりのリスクが高くなります。
対策方法としては、落ち葉除けネットの取り付けが挙げられますね(^▽^)/
落ち葉除けネットは雨樋としての機能を損なわずに落ち葉の堆積を防げますので、特に詰まりに困った経験があるという場合にはオススメできます!
落ち葉除けネットの設置は税込4,950円~/mが参考の費用となっております(足場代などは別途必要になります)。
歪みや曲がりは雨樋自体の経年劣化や支持金具の腐食によって生じるものです。
雨樋は適切な水勾配をつけて設置されていますが、歪みや曲がりによってこの勾配が狂うと雨水がスムーズに流れなくなりオーバーフローへ繋がります(-_-;
また、経年劣化以外にも雪の積もる地域では堆雪による重みで雨樋が変形することもありますので、注意が必要です。
屋根材の変更も雨樋のオーバーフローを引き起こす可能性があります。
屋根葺き替え工事・カバー工法などのリフォームによって屋根の形状や材質が変わると、それに伴い雨水の流れ方や量が変化しますので、既存の雨樋では対応できなくなることがあります。
そのため、施工の際には必要に応じて雨樋の位置を調整し直すか、劣化している場合は交換工事を同時に行います(^▽^)/
この事例は後ほど詳しくご紹介いたします!
多くの住宅で使用されている塩化ビニル樹脂製の雨樋は、10年から15年で劣化が始まり、20年から25年が交換の目安となります。
交換時期はあくまでも経年劣化の場合の目安であり、例えば台風によって雨樋が外れてしまったり、降雹によって穴が開いてしまった場合などは時期が早くても補修や交換の対処が必要となります。
雨樋が自然災害で被害を受け正常に使用できなくなった場合は、火災保険を適用して修理を行うことができる可能性が高いため、一度ご自身が加入されている保険内容をお確かめください(*^^)v
雨樋の溢れを防ぐためには、定期的な点検と適切なメンテナンスが不可欠です。
以下に、効果的な対策をいくつか紹介します。
まず、最も重要なのは定期的な清掃です。
特に落ち葉が多く落ちる季節の前後には、雨樋内のゴミや落ち葉を取り除くと有効的でしょう(^▽^)/
ただし、雨樋の清掃は高所作業となり危険が伴いますので、業者に依頼することが推奨されます。
次に雨樋の状態変化を見逃さないため、定期的に点検することが大切です。
歪みや曲がり、割れなどの損傷がないか確認し、問題が見つかった場合は早めに修理や交換を行いましょう。
瓦葺き屋根から金属屋根への葺き替え工事と外壁塗装工事をおこなっている建物で、足場が必要な雨樋交換工事を同時におこなうことになりました。
元々瓦葺き屋根でしたが、地震対策もあり軽くて耐久性の高い金属屋根のエコグラーニへの葺き替え工事をおこなっております。
元々瓦葺き屋根から他の屋根材への葺きかえをおこなった場合、雨樋の取り付け位置の関係もあり雨水が受けきれない場合があります。
その場合は正確な取付位置に雨樋を取りつける必要があるのですが、既存の雨樋の位置を変えるのは出来なくは有りませんがお勧めしません。
元々経年劣化によって脆くなっている状態ですので、一旦取り外す際に破損する可能性も高くなりますし、早い段階で結局交換を行わなければならなくなります。
雨樋交換工事は足場が必要な工事になりますので、今回の様に屋根葺き替え工事をおこなうときに一緒に行う事をお勧めします。
雨樋は、屋根の軒先に取付て雨水を受ける『軒樋』、受けた雨水を下に落とすための『ドレン、集水器』と、外壁を這わせる様に取り付けて雨水を配水管などに流すための『竪樋』に大きく分かれます。
軒樋は角度を付けて取り付けて、排水ドレンに雨水が集まる様にしてきます。排水ドレンを取り付けて、そこから竪樋を繋げて配水管に接続します。
軒先が南面かに分かれていたり、屋根に段差がある場合は排水ドレン・集水器の箇所数が増えていきます。
その時に排水ドレンから全ての竪樋を落とすと本数が増えてしまいますので、近い部分は合わせ桝を介して1本にまとめることですっきりと納めることが出来ます。
この時に注意が必要なのが、雨樋の排水量です。軒樋が受ける屋根の面積に対してどのくらいのサイズが必要なのかが重要になります。1本に集めることで排水が追い付かなくなり溢れてしまう事がありますので、この点は注意が必要です。
屋根が一部出っ張った部分がありますので、そこは避ける様に竪樋を曲げて納めていきます。
足場を外して雨樋交換工事完了です!
雨樋交換工事は10mで税込み239,800円から承っております。
今回は外装全体の工事をおこなっておりますので、白い外壁に黒い雨樋がラインでアクセントになる様に納めております。
重要な役割を持っている雨樋ですが、建物のイメージの中でアクセントにすることも出来ますので、カラーシミュレーションなどを作成して、お客様のイメージ通りになる様なご提案をさせていただきます。
私たち街の屋根やさんでは、お客様のご要望を細かくお聞きして、ご満足いただける工事のご提案を致しますので、建物の事でお困りの方は街の屋根やさんまでお気軽にご相談ください(*^^*)
記事内に記載されている金額は2024年09月09日時点での費用となります。
【雨樋修理・交換】こんな場合は要注意!【プロが解説!街の屋根やさん】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
街の屋根やさんは東京都以外にも神奈川県、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。
【施工内容】
雨樋交換
【施工内容】
雨樋交換
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