
HOME > 施工事例 > 杉並区成田西でトップライトのガラス回りからの雨漏りをシール工.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:富田
担当:富田
雨漏りでお困りの建物です。雨漏りしているのは二階のお部屋で、トップライト(天窓)部分から雨漏りしているとの事です。
トップライトは屋根に穴を開けて明り取りや通風の為のサッシを取り付けていますので、劣化すると雨漏りに直結してしまう部分です。トップライトの下側のガラス部分から雨漏りするという事でしたので、屋根に上って状態を調べていきます。
屋根はスレート葺きで、三角屋根の切り妻屋根になっています。片側にトップライトが取り付けてあり、ここが雨漏りの原因になっている部分です。
スレート自体は廃盤品の材料ですが、破損なども見られず屋根材自体は問題が無さそうです。
トップライトは大分ガラス面に汚れが付いていて二重ガラスのうち一枚にヒビが入っていました。ヒビが入っているのは室内側のガラスですので、これが原因ではありません。室内側の雨漏りの位置を確認しても、屋根とトップライトとの取り合いが原因でもありません。
雨漏りの原因箇所は屋根との取り合いでは無くて、ガラスと枠の取り合い部分です。ここにはゴムパッキンやシールなどの止水処理が施されているのですが、経年によって劣化して硬くなり、雨水を防ぐことが出来なくなってしまいます。そのため、今回はこの部分のメンテナンス工事をおこなう事になりました。
今回の工事はシールでの止水処理工事です。
雨漏り調査の場合散水試験(税込55,000円~)をおこなうのですが、原因がしっかりと特定できた時には実施しない事もあります。特に屋根の上での散水試験は、水をかける事で屋根材が濡れてしまうので落下の危険があり、足場架設などと併せて行う必要も出てきます。
アルミ製の枠とガラスの取り合い部分にシールを打ちますので、マスキングテープを貼ってプライマーを塗布します。
ガラス面よりも枠の方が高い位置にありますので、この部分のパッキンなどが劣化してしまうとガラス面を流れてきた雨水が枠の中に入りこんでしまいます。
今回のシール工事によって枠の部分に斜めの坂が出来ましたので、流れてきた雨水は枠の中に入らずに外側を流れる様になりました。
今回の雨漏りの原因はパッキンやシール部分の劣化でした。トップライトは10年で今回工事した部分のメンテナンスが必要で、20年で交換という目安があります。20年の目安は、屋根との取り合い部分の防水紙(ルーフィング)の劣化を考えた時期で、屋根全体のメンテナンスをおこなう必要があるので、そのタイミングでトップライトも直しましょうという目安の年数になります。
今回はメンテナンスをおこなって雨漏りを止める事が出来ましたが、今後は屋根回りからの雨漏りの可能性もありますので、時期が来たら屋根と一緒に直すことをお勧めしました。
前回簡易補修としてガラス回りのシール工事をおこなっておりますが、多少劣化しているという事で再度シール工事を実施しています。
外壁に取り付けるサッシと違い天窓は雨の影響を受けやすく、特にガラス面の雨水が下に流れていってフレームとの取り合い部分から入り込むケースが結構あります。
常に雨ざらしであり太陽光を常に受け続ける過酷な環境にありますので、外壁面などと比べてもシール材の劣化の進行は早くなってしまいます。明らかな劣化や破損などの不具合部分は見当たりませんでしたが、増し打ちという方法でシール工事を実施していきます。
作業開始しますので、清掃して汚れなどを除去してからコーキングを打つ部分に沿ってマスキングテープを貼っていきます。マスキングテープは、コーキング工事において重要な役割を果たします。コーキングは充填した後に空気を押し出す様に上から押さえつけるのですが、その際に必ずはみ出してしまいますので、コーキング材の補修跡が綺麗に仕上がるようにマスキングテープで養生を行うことが必要です。これにより、作業をより正確に行うことができ仕上がりも綺麗になります。
コーキング工事においてプライマーは非常に重要な役割を果たします。プライマーはコーキング材と基材の密着性を高めるための下地処理剤であり、しっかりとした密着を保証することができます。このプライマーが密着性を高めることで、コーキング材がしっかりと基材に密着し耐久性を向上させる役割を果たします。
プライマーの塗布方法は丁寧に行うことが重要です。均一に塗布し、乾燥させることで効果的な密着性を得ることができます。また、プライマーはコーキング材と基材との密着性を高めるだけでなく、耐候性や耐久性を向上させる効果もあります。これにより、コーキング工事の寿命を延ばすことができます。
プライマーの選び方も重要です。コーキング材と基材に合わせた適切なプライマーを選ぶことで、より効果的な密着性を得ることができます。施工現場での経験や知識が重要となる場面でもあります。プライマーの塗布量や塗布方法についても、経験豊富な職人の技術が光る場面です。
総合すると、コーキング工事においてプライマーは欠かせない要素であり、きちんとした下地処理を行うことで、より耐久性の高いコーキング工事を実現することができます。プライマーの重要性を理解し、適切に使用することで、より品質の高い工事を行うことができます。
シール工事が完了しました。
元々のコーキングの上に幅を広めにコーキングを打っています。多少劣化し始めている部分が新しいコーキングでカバーされましたので、これでしばらくは安心していただける状態になりました。
屋根自体も新築時から大分年数が経過していますので、早目に天窓交換なども含めた屋根葺き替え工事をご提案しております。
以前もそうでしたが、天窓のガラス面を流れてきた雨水がフレームの外側にスムーズに流れる様に斜めに角度を付けてコーキングを打ってあります。
今回のコーキング工事は税込み55,000円で実施しております。部分的な補修工事でしたが、天窓交換や屋根回りでの防水工事などは費用が変わりますので、雨漏りでお困りの際はまずは街の屋根やさんまでお気軽にご相談ください(*^^*)
記事内に記載されている金額は2024年08月30日時点での費用となります。
実は雨漏りが多い!?天窓・トップライト【アメピタ!】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
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