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ウレタン防水工事のメリットとは?施工方法やその特徴まで詳しく解説!

更新日:2024年08月22日

 ベランダ・バルコニー・陸屋根などの場所に必要不可欠な「防水工事」ですが、その種類は「FRP防水」「シート防水」など様々な工法があります!

 そうした中、防水工事の中でも最も利用されているのが、「ウレタン塗膜防水工事」です!
 一体なぜウレタン防水は多くの施工現場で採用されるのでしょうか(・・?

 そこで、今回はウレタン防水の施工方法やメリット・デメリットと併せて、実際にウレタン防水工事を行わせて頂いた施工の様子まで詳しい情報を解説いたします(^^)/

 

ウレタン防水工事の施工方法・メリット

ウレタン防水はウレタン樹脂を塗り重ねる事で防水層を作る方法です

 ウレタン防水工事は液状のウレタン樹脂を塗布し、それが時間を掛けて乾燥・硬化する事で「防水層」を形成する工法です!

 ウレタン防水の大きなメリットは、複雑な形状の屋上・ベランダにも対応できる点です。

 液状の材料を使用するため曲線や隅々まで均一に塗布可能で、継ぎ目のない防水層を形成できることから「水漏れのリスク」が低減されます。

 さらに、ウレタン防水は既存の防水層の上に重ねて施工することが可能です!
 また、コストが他の工法と比べて抑えられる場合が多い点も魅力です。


 また、ウレタン防水には密着工法通気緩衝工法(絶縁工法)の2種類があります。

密着工法

密着工法



 「密着工法」では、まず下地処理を行い、プライマーを塗布した後にウレタン樹脂を複数回塗り重ねて防水層を作ります。

 ただし、

 「既存の下地が水分を吸収している場合」
 「雨漏りが発生している場合」
 「下地がコンクリートである場合」


 等のケースでは、下地内の水分が蒸発して「膨れ」が発生するリスクがあります。

絶縁(通気緩衝)工法

絶縁(通気緩衝)工法



 このようなリスクを避けるために採用されるのが「通気緩衝工法」です。

  「複数の穴が開いたシート」「脱気筒」を設置し、塗膜と下地を「絶縁」させて、脱気筒から蒸発した水分を逃がします。

 密着工法に比べると、工期や費用がやや増加することがありますが上記の様なリスクを抑えて施工する事が出来ます。

ウレタン防水工事の施工の様子

 それでは、調布市国領町で実際に施工させて頂いた、バルコニーのウレタン防水工事の様子を詳しく解説致します!

 現状不具合なども無く雨漏りもおきていないのですが、バルコニーは屋外に位置しているため、雨や湿気、日光、風などの自然の要素にさらされやすく、これらの要素がバルコニーの防水層に影響を与える可能性があります。

 防水工事を怠ると、雨漏りや水漏れのリスクが高まり、建物の損傷やカビの発生などのさまざまな問題が引き起こされる可能性があります。

 特に、バルコニーからの雨漏りは建物全体に被害を及ぼす可能性があるため、防水工事は見逃せない重要な作業です。バルコニーの防水工事は、建物の価値を保ち、快適な居住環境を維持するために欠かせないものと言えます。

 定期的なメンテナンスや防水工事を行うことでバルコニーの耐久性を高め、建物全体の健康を保つことができます。

 まずは、専門の施工会社へ点検を依頼してみましょう!

プライマー塗布

 

 建物から跳ね出しているバルコニーで、防水層に目立った不具合は有りません。今回はメンテナンス工事としてウレタン防水工事をおこなっていきます。

 

 アセトンで油膜を除去して清掃作業が完了しましたので、密着性を高めるプライマーを塗布していきます。プライマーは、基材とウレタンの密着性を高めるための下地処理剤です。

 適切にプライマーを施工することで、ウレタンの密着性が向上し、防水性能が確保されます。
 また、プライマーは基材の吸水性を調整することで均一な塗布を実現し、施工後の高い耐久性に繋がります!

 

 

シール工事

 

 下地処理作業として端部のシール工事をおこないます。ひび割れなどは起きておらずそれ程力がかかる部分では無いので、今回は補強クロスなどではなくシールでの下地処理作業にしました。

 

 

立上り

 

 下地処理作業が完了しましたので、防水作業に取り掛かります。今回はウレタン防水をおこなうのですが、ウレタン防水の特徴は塗料型の防水材で弾力性があるので動きの大きな部分には最適な防水材になります。

 

 塗料型の防水材ですので、防水層に継ぎ目が出来ず一体化した防水層を形成することが出来ます。 

 

 

ウレタン防水

 

 防水層は床面と立上りで作られるので、箱状に防水層を作って行きます。防水材が塗料ですのでローラーなどで床面と立上り部分に均一に塗布していきます。防水工事のメンテナンス方法としてトップコートの塗布のみ(税込み76,780円~)をおこなう場合がありますが、トップコートはあくまでも保護材ですので防水層の劣化がある場合は防水工事が必須になります。

 

 

ウレタン1層目完成

 

 ウレタン防水の1層目が完成しました!

 

 ウレタン防水は防水層を2層作って行きますので、乾燥後に2回目のウレタン防水材塗布作業をおこなっていきます。


 

 私たち街の屋根やさんでは、建物の状況を正確に調査したうえでお客様のご要望に沿ったご提案をさせていただいております。

 「防水工事をご検討されている方」はもちろん、「屋根・外壁の塗装や補修をご検討されている方」がおられましたら、街の屋根やさんまでお気軽にご相談ください(*^^*)

 

 

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