ベランダやバルコニー、屋上に必須の防水工事!ウレタン通気緩衝工法でのドレンの改修工事の様子をご紹介します
更新日:2024年08月07日
そもそも、ウレタン防水工事とは?
ウレタン防水工事は、建物の防水対策として広く利用される方法の一つです。ウレタン樹脂を使用して防水層を形成する方法で、主にマンションや戸建て住宅の屋上、ベランダ・バルコニーなどに使われています。
この工法は液体状のウレタン樹脂を塗装のように均一に塗布し、硬化させることで防水層を作り出します。ウレタン防水の最大の特徴は、その柔軟性と伸縮性です。建物の動きに追従しやすく、ひび割れや収縮、膨張にも耐えることができるため、長期間にわたって高い防水性能を維持します。
ウレタン防水は施工が比較的容易で、複雑な形状の場所や狭いスペースでも適用可能というメリットがあります!これにより、さまざまな建物に対応できる汎用性の高さが評価されています。さらに、施工後のメンテナンスも比較的簡単で、部分補修も可能なため、長期的なコストパフォーマンスにも優れています。
ただし、施工時には気温や湿度、天候などの環境条件に注意が必要です。適切な環境でないとウレタン樹脂の硬化が遅れる場合があり、完成後の品質に影響を与える可能性があります。そのため、専門の業者による施工がポイントです!
ウレタン防水工事には2種類の方法があります!
ウレタン防水工事には「密着工法」と「通気緩衝工法」の二種類があります。一体何が違うんでしょうか?それぞれの工法について、一緒に見ていきましょう!
密着工法
密着工法は、防水層を形成する際に用いる方法の一つで、既存の下地に直接ウレタン樹脂を塗布して防水層を作る工法です。
密着工法の大きな特徴は、既存の下地に直接ウレタン樹脂を塗布するため、施工が簡単で迅速に行える点です。また、液体状のウレタン樹脂は、複雑な形状や細かい部分にも容易に対応できるため、多様な建物の形状に適用できます。このため、狭い場所や入り組んだ場所でも効果的な防水が可能です。
しかし、密着工法には注意点もあります。
下地の状態が悪い場合や湿気が多い場合、ウレタン樹脂の密着性が低下し、防水性能が損なわれる可能性があります。
また、施工後の乾燥・硬化時間に気を配る必要があり、気温や湿度などの環境条件にも影響を受けます。適切な環境で施工しないと、仕上がりや耐久性に問題が生じることがあります。
密着工法を成功させるためには、事前の下地調整が重要であり、専門知識と技術を持つ業者による施工が推奨されます。
密着工法では、まず下地の表面を清掃し、汚れやホコリを取り除きます(密着工法では、この下地の処理が一番大切です)。次に、プライマーと呼ばれる下塗り材を塗布し、下地とウレタン樹脂の密着性を高めます。その後、液体状のウレタン樹脂を均一に塗布し、必要に応じて数回重ね塗りを行います。最後に、トップコートを塗布して、紫外線や風雨から防水層を保護します。
通気緩衝工法
通気緩衝工法は、防水層の下に通気層を設けることで、下地の湿気や気泡を逃がしながら防水効果を高める工法です。
通気緩衝工法の利点は、下地の湿気や気泡による防水層の膨れや剥離を防ぎ、安定した防水効果を長期間にわたって維持できる点です。また、通気層を設けることで、下地の動きに対する追従性も高まり、建物の変形に柔軟に対応できます。
さらに、この工法は下地の状態が悪くても施工可能です!既存の防水層を撤去することなく施工できるため、工期の短縮やコスト削減にも寄与します。
一方で、通気緩衝工法は密着工法に比べて施工が複雑で、使用する材料も多いため、かかるコストが高くなる可能性があります。
どちらの工法においても、施工には専門知識と技術が必要であり、信頼できる業者に依頼することが重要です。適切な施工が行われれば、非常に高い防水性能を発揮し、長期的に建物を守ることができます!
この工法の手順は、まず下地の表面を清掃し、汚れやホコリを取り除くことから始まります。次に、通気マットや通気シートを下地に敷設し、通気層を形成します。この通気層が、下地から上がる湿気や気泡を逃がす役割を果たします。次に、プライマーを塗布して、ウレタン樹脂の密着性を高めます。その後、液体状のウレタン樹脂を均一に塗布し、必要に応じて数回重ね塗りを行い、防水層を形成します。最後に、トップコートを塗布して、防水層を紫外線や風雨から保護します。
ウレタン防水のメンテナンスのタイミングとは
ウレタン防水は、高い防水性能と柔軟性を持ち、建物の防水対策として広く利用されていますが…長期的にその性能を維持するためには定期的なメンテナンスが不可欠です!
まず、定期的な点検が重要です。以下の事例のような症状が見られたら、早めの修理・補修などのメンテナンスが必要です!
ウレタン防水の点検は、一般的に半年から1年に一度行うのが理想です。点検では、防水層のひび割れ、剥がれ、変色、膨れなどの異常を確認します。特に屋上やバルコニーなど、紫外線や風雨にさらされやすい場所は劣化が進みやすいため、注意が必要です。
次に、異常が見つかった場合の補修です。
小さなひび割れや剥がれは、部分補修で対応できます。具体的には、問題箇所を清掃し、プライマーを塗布した後、新たにウレタン樹脂を塗り重ねます。この作業により、部分的な劣化を迅速に補修し、全体の防水性能を維持することができます。
さらに、ウレタン防水層は経年劣化によりトップコートが摩耗していきます。
トップコートが摩耗すると、防水層が直接紫外線や風雨にさらされ、劣化が進む原因となります。そのため、5年に一度は再塗装を行うことが推奨されます。再塗装は、防水層を保護し、耐久性を向上させる効果があります。
街の屋根やさんでは、無料でお住まいの点検・お見積もりの作成を行っております!お気軽にお問い合わせください(^o^)丿
また、同じ塗膜防水の種類にfrp防水というものがあります。詳しくは以下のリンクよりご覧ください(^_^)/
防水工事で必須のドレン改修工事の様子をご紹介!
調布市布田町にてウレタン通気緩衝工法でバルコニーの防水工事を開始します!
調布市布田町でバルコニーのウレタン防水工事をおこなっています!
フクレが出ていて雨水が溜まっているところがあり、前回の防水工事から結構な年数が経過しているという事でしたので、新たに防水層を作る工事をおこなっていきます。
今回は、防水工事の工程の一つ、ドレン改修工事の様子をご紹介します(^^♪
雨漏りの原因になりやすい排水口の改修作業
バルコニーの床は経年によっていろいろな汚れが付着しています。そのままの状態で防水工事をおこなっても付着性が悪くなりますので、アセトンで表面の油膜を綺麗にふき取っていきます。
排水口は雨漏りに直結しやすい部分です。
排水口は雨水を集めて配水管に流すために設置されていますので、この排水ができる部分に不具合があると集まった大量の雨水が雨漏りとして出てしまいますので、防水工事を行う際には排水口の回収作業も一緒におこなっていきます。
使用するのは改修用ドレンです。
鉛のプレートと蛇腹の配水ホースが一体になっている部材で、この改修用ドレンを排水口部分に設置して排水口と防水層が一体になる様に納めていきます。
蛇腹ホースを配水管の中に差し込んで、鉛プレートを床面と立上り面にぴったと密着させていきます。この状態でプレート部分の上に防水層を被せると、今までの様な鋳物の排水口と配水管・防水層の様に違う部材の取り合い部分の劣化を抑えることが出来ますので、排水口回りからの雨漏りを止める事が可能になります。
通気緩衝工法で湿気を逃がします
今回新しく作る防水層はウレタン通気緩衝工法です。
防水層は雨水を浸透させない性能を持つ反面、下からの湿気も逃がすことが出来ませんので、フクレなどの症状が出てしまう事があります。その様な不具合を起こさないために行うのが通気緩衝工法です。
防水層の下に通気緩衝シートを張り付けて、脱気筒という筒を設置する事でここから湿気を逃がし不具合が出ない様にしていきます。特にバルコニーの下が部屋になっている様なルーフバルコニーの場合は湿気が上がりやすいので、非常に効果的な工法になります。
ウレタン防水も街の屋根やさんにお任せください!
ウレタン防水工事は、高い防水性能と柔軟性を持つため、多くの建物で採用されています。しかし、その効果を最大限に発揮し、長期間にわたって維持するためには、正確な施工と定期的なメンテナンスが欠かせません。私たち、街の屋根やさんは、ウレタン防水工事においても専門的な知識と豊富な経験を持つプロです!
建物の状況やお客様のご要望を詳しくお伺いし、最適な防水工法をご提案します。
ウレタン防水工事を検討中の方は、ぜひ街の屋根やさんにご相談ください。専門知識と経験豊富なスタッフが、最適な防水対策をご提案し、確実な施工を行います。私たちと一緒に、建物の防水性能を高め、より長持ちする、安心して暮らせる環境を築きましょう!
ウレタン防水工事の費用は7,000円/㎡から施工しております。施工面積や施工方法などによっても変わりますので、防水工事をお考えのお客様は街の屋根やさんまでお気軽にご相談ください(*^^*)
記事内に記載されている金額は2024年08月07日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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