雹被害は火災保険を適用して修理出来ます!申請のポイントから適用が難しいケースまで雹被害について徹底解説!
更新日:2024年04月04日
ご覧いただきありがとうございます!街の屋根やさんです(^^)/
近年、日本国内でもゲリラ豪雨や災害級の降雪など、異常気象の発生が多い傾向にあると感じます(>_<)
その中でも特に落下時に大きな危険を伴うのが、雹(ひょう)です。
降雹は大きなエネルギーを持っている事から、カーポートや雨樋などお住まいのあらゆる部分の被害に繋がります😥
ですが、そうした被害に遭われてしまった場合に活用できるのが火災保険です!
今回は、雹被害の基本的な情報と併せて、火災保険の適用範囲・保険請求の流れや注意点について詳しくご紹介致します!
また、雹被害による損害を火災保険を適用して修理させて頂いた施工事例も併せてご紹介いたしますので、是非ご覧ください!
目次【】
1. お住まいの雹被害にも火災保険が適用可能
1-1. 雹(ひょう)とは?
雹(ひょう)は、直径5mm以上の氷の粒で、積乱雲から降る現象です!
よく混同されがちですが、直径が小さな氷の粒は「霰(あられ)」と呼ばれ、雹とは区別されます(^^)/
日本では特に5月・10月に降りやすく、毎年地域を問わずに被害をもたらしています(>_<)
雹のサイズは場合によってゴルフボール大にもなり、その落下速度は時速100km以上に達することもあります😱
その為、落下の際には非常に大きなエネルギーを持っていますので、雨樋・カーポートに限らず、頑丈な外壁・瓦など、お住まいの様々な場所に甚大な被害を引き起こすリスクが大きいです。
1-2. 火災保険で補償される雹被害
一般的に火災保険は火災だけでなく、自然災害による損害もカバーしています!
その為、雹による被害も例外ではありません(^^)/
特に「風災・雹災・雪災」という項目でセットされていることが多く、雹による建物や家財の損害が補償されます。 例えば、天窓・カーポートのガラスなどに直撃してそれらが破損してしまったケースや、雨樋・瓦の割れも補償対象です。
しかし、補償されるためにはいくつかの条件がありますので注意が必要です(>_<)
例えば、保険契約における「風災・雹災・雪災」補償の選択や、建物と家財が補償対象に含まれている必要があります!
また、自動車の車体損害は火災保険の対象外で、通常は車両保険でカバーされます。
さらに、雹災補償は雹が原因となって発生した損害のみに適用されます。
その為、直径が5mm以下の「霰」による損害は、補償対象外となる場合が多いです。
まずは火災保険の契約内容を確認し、必要な補償が含まれているかをチェックすることが重要です!
街の屋根やさんでも火災保険の申請について出来る限りサポートさせて頂きます(^^)/
2. 甚大な被害をもたらした雹被害の発生事例
2014年6月に東京都三鷹市周辺で発生した雹は、地域に季節外れの雪景色をもたらしました。
この時、雹は一部で30cm近くも積もり、住宅への被害のみならず交通マヒまで引き起こす事態となりました(>_<)
また、2022年6月に関東地方で発生したゲリラ豪雨とともに降り注いだ大粒の雹も、お住まいや車に多大な損害を与えました。
Twitter(現:X)上で「ゴルフボールくらいの雹が降った」という報告も多く見らましたので、まさに凶器が降っている様な状態だったのではないでしょうか😱
上記の様な異常気象と呼ばれる程の降雹は、頻繁に発生する訳ではありません。
しかし、万が一お住まいの地域でこうした降雹が発生した場合には、甚大な被害が予想されます(>_<)
上記の様な被害に備える為にも火災保険の適用範囲の確認や、申請方法をあらかじめチェックしておくことがおすすめです(^^)/
3. 火災保険を適用できる雹被害の例・保証が適用されないケース
3-1. 補償対象になる雹被害の例
火災保険で補償される雹被害は、具体的にどのようなケースがあるのでしょうか(・・?
一般的には、雹によって直接的な損害を受けた場合が補償の対象となります。
具体的な例としては以下のようなケースが挙げられます!
- 〇屋根や外壁の損害
大粒の雹が直接屋根や外壁に当たり、瓦が割れたり、外壁に穴が開いたりしたケースです。
特に軽量材料や老朽化した材料を使用している建物では、損害のリスクが高まります(>_<) - 〇窓ガラスや天窓の損害
雹が窓ガラスや天窓に直撃し、割れたりひびが入ったりした場合。
こうした被害は室内に雨水が侵入し、さらなる損害を引き起こす可能性もあります。 - 〇カーポート・雨樋の損害:
カーポート・雨樋の損害は、お住まいが受ける雹被害の中でも非常に多いケースです。
お住まいの付帯部・敷地内の構造物も補償対象となります。 - 〇太陽光パネルの損害:
近年、太陽光パネルを設置している住宅が増えていますが、これらが雹によって損傷するケースもあります。
建物の一部と見なされるか、家財と見なされるかによって補償の適用が異なることがありますので注意しましょう!
3-2. 火災保険で補償が適用されないケース
一方で、火災保険の適用が困難なケースも存在します(>_<)
以下にご説明いたします!
- ①補償の範囲外の項目
契約の詳細によっては、特定の被害が補償の対象外となることがあります。
例えば、雹災補償の特約が付いていない場合には、雹による被害は補償されません。 - ②経年劣化による損害
既存の損傷や、経年劣化が原因で発生した損害は、火災保険の補償対象外となることが多いとされます。
例えば、雹によって損害を受けたとしてもその部分が既に劣化していた場合、保険適用がされない可能性があります。
悪徳業者の中には、火災保険金が支払われる前提で強引に工事契約を迫る業者も存在します(>_<)
注意しましょう! - ③免責金額に達していない場合
多くの火災保険には免責金額が設定されており、この金額以下の損害では保険金が支払われません。
小規模な損害で免責金額に達しない場合は、自己負担となりますので注意しましょう。
ご心配であれば、必ず確認しておきましょう! - ④同じ箇所の過去の損害
過去に同じ箇所で保険金を請求し、その後修理を行っていない場合には再度の損害に対して保険金が支払われないケースもあります。過去の申請内容も事前にチェックしておきましょう!
上記の様に火災保険の適用は、契約内容や損傷原因などによって様々な条件があります。
火災保険の契約内容を事前に確認しておくことで、万が一の際にスムーズに保険を活用頂けます(^^)/
また、火災保険の原則は「災害によって直接損傷を受けた部分の復旧」です。
その為、実際に雹被害による損害であったとしても年数が経過してしまう事で、雹災害による損害であることを証明する事が難しくなってしまうリスクも大きくなります(>_<)
さらに、火災保険の申請は、被害が発生してから3年以内に行う必要があります
「降雹時には雹被害に気付かなかったが、後から大きな被害を受けてることが分かった(>_<)」というケースもございますので、雹が降った後には念のため専門業者へ点検を依頼されることもおすすめです!
4. 雹被害に遭われた際の火災保険申請の流れ
4-1. 申請の流れ
まず、最初に行うべきことは 保険会社への連絡です。
事前に保険契約書や保険証券を用意し、事前に保証内容を確認された上で被害状況を正確に伝えることが大切です!
次に、被害箇所の写真を撮影し、被害の規模や状況を詳細に記録しておく必要がありますが、ご自身で屋根・雨樋などの確認を行う事は大変危険です!ただでさえ高所作業となる上に破損しているとなれば、転落・ケガの原因となりますので必ず専門業者へ依頼しましょう!
また、申請には被害状況と併せて、工事費用が記載されたお見積りが必要となります。
点検と併せて、専門業者に最適な工事方法の選定・お見積りの作成をしてもらいましょう!
その後は、各保険会社の指示に従い、必要書類の送付を行います。
早期に保険会社へ連絡する事も大切ですが、申請に必要な準備を事前に整えておく事も重要です(^^)/
4-2. 必要な書類と手続きのポイント
火災保険の請求には、特定の書類の提出が必要となります。
被害状況を示す写真、修理見積もり書、場合によっては警察や消防などの公的機関が発行する報告書などが含まれます。
その中でも、お見積もり書は特に重要な書類と言えます(>_<)
保険金額を決定するための基準となりますので、点検と併せて信頼できる業者へ依頼しましょう!
また、繰り返しとなりますが被害が生じた直後の写真は、保険金請求の際の強力な証拠となります!
点検を依頼した業者へ出来るだけ様々な角度から撮影してもらいましょう。
火災保険の申請は保険金が支給されるか否かの大きな分岐点となりますが、申請自体が初めてという方が大半では無いでしょうか。
もちろん申請自体はご自身で行う必要がありますが、申請手続きをサポートしてくれる業者を選ぶことも非常に大切です!
ご相談される際、「火災保険を適用したい」とあらかじめ伝えておきましょう(#^^#)
5. 火災保険を適用した雹被害の修理工事の施工事例
続いて、火災保険を適用して工事をさせて頂きました、雹被害に遭われたお住まいの実際の施工事例をご紹介致します!
調布市にお住まいのB様より、降雹によって破損してしまったバルコニーの点検・お見積りの作成をご依頼いただきました。
現地調査にお伺いした所、バルコニーの波板屋根全体に雹被害による穴あきが散見されました😥
B様ご自身で防水テープを利用して応急処置をされていたそうですが、根本的な解決にならず、景観も悪くなってしまったことを気にされていたそうです。
点検完了後、被害状況のご説明と併せて波板交換工事をご提案させて頂き、工事のご要望を頂きました(^^)/
また、S様は火災保険にご加入されていたことから、申請を行ったところ無事適用されることとなりました!
まずは、既存の波板を全て撤去します!
雹被害と併せて、経年劣化も進行している事から下手に外してしまうとボロボロと崩れてしまいます(>_<)
バルコニーを汚さない為にも、慎重に外していきます😊
続いて、新しい波板を設置していきます!
新規の波板には、頑丈なポリカーボネートの波板を使用させて頂きました!
以前の波板よりも頑丈で透明度も高い事から、バルコニーも明るくなります(#^^#)
また、波板の長さは万一のことを考えて少し長めの大きさで用意します。
現地で改めて寸法を計り、加工しながら設置を進めていきます!
フックボルトを使用して固定を行い、波板と外壁の取り合い部にはシーリングにより防水処理を施します!
以上で、波板設置工事の完了です(*^-^*)
耐久性・美観の回復はもちろん、バルコニーが明るくなったことでお客さまにも大変お喜び頂けました!
今回は、火災保険を適用できましたので、不幸中の幸いでした!
火災保険は、雪害・風害などによる損害も補償対象となる可能性がありますので、そうした被害に遭われた場合でも、是非、お気軽にご相談下さい!
6. 雹被害は火災保険を適用して修理出来ます!まとめ
今回は、雹被害とその被害に適用出来る火災保険を中心に詳しくご紹介させて頂きました(#^^#)
雹は大きなエネルギーを持って落下する事から、お住まいの屋根・雨樋・カーポートなど様々な部分を破損させてしまいます(>_<)
特に、過去にはゴルフボール程度の大きさの降雹も確認されており、そうした異常気象は広い地域に甚大な被害をもたらします😰
その様な被害に適用できるのが、火災保険です!
あらかじめ火災保険の内容や免責金額について確認しておきましょう😊
また、火災保険の申請には特定の書類が必要となりますが、特に「被害状況の写真」「補修工事のお見積り」が大切です。
点検と併せて被害状況の撮影、最適な施工方法の提案・お見積りの作成をしっかりと行ってくれる信頼できる施工業者へ依頼しましょう!
私達、街の屋根やさんでは、火災保険を適用した工事の施工実績も豊富にございます。
初めての火災保険の申請でご不安になられているお客さまもしっかりとサポートさせて頂きますので、是非お気軽にご相談下さい!
また、点検~お見積りの作成まで無料にて承っておりますのでどうぞご安心ください(^^)/
この記事の監修者
富田 功義
▼保有資格
2級建築施工管理技士・雨漏り診断士・一般建築物石綿含有建材調査者
20,000棟以上の施工実績を持つ『街の屋根やさん』多摩川支店の支店長。
赤外線カメラを使用した雨漏り調査など、幅広いお悩み事に対応可能なリフォームアドバイザー。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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