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3つの屋上防水の特徴と選び方とは?気になる相場や雨漏り後の防水工事について解説

更新日:2024年02月08日

 屋上防水は雨水の浸入から建物を守るための重要な工事です!

 これには主にアスファルト防水、シート防水、塗膜防水など複数の方法がありますが、ご自宅や管理している建物の屋上防水には何が最適化、迷ってしまいますよね(^▽^)/
 現代では太陽光パネルや屋上緑化など、屋上の利用方法が多様化する中で最適な防水措置の選択が重要になってきています。

 そこで本記事では、種類ごとの屋上防水の重要性やウレタン防水を行った施工事例、そして費用相場などをお伝えします(*^^)v

屋上防水の重要性とは?

1. 屋上防水の重要性

 屋上防水は雨水の浸入から建物を守るための重要な工事です!

 これには主にアスファルト防水、シート防水、塗膜防水など複数の方法があります(^▽^)/

 現代では太陽光パネルや屋上緑化など、屋上の利用方法が多様化する中で最適な防水措置の選択が重要になってきています。

屋上には定期的な防水が必要

近年増えている陸屋根にこそ防水工事が大事!

 屋上防水は、雨水が屋上に溜まりやすい陸屋根の建物において特に重要です(*^^)v

 その理由として、勾配のない屋根では雨水が滞留しやすく、傷んだ防水層の隙間箇所から建物内へ浸透することで構造体を損傷させる原因となる為です(-_-;

陸屋根では雨漏りに注意

 そのため屋上防水工事を適切に行うことで雨漏りのリスクを大幅に軽減し、建物の寿命を延ばすことが必要になります(*^^)v

屋上防水工事の必要性とタイミング

 屋上防水工事は建物の維持管理において非常に重要な工事です。

 特に防水層の劣化が進行している陸屋根や、新規で屋上の利用を考えている建物には不可欠ですね。

 劣化のサインとしては、屋上の防水層のひび割れや剥がれ、水たまりの形成、雑草の生育などが挙げられます。

経年劣化による防水層のひび割れ

 これらの症状が見られた場合、屋上防水工事の実施を検討するタイミングと考えられます(>_<)

 定期的な点検とメンテナンスは、長期的な建物管理においても重要な役割を果たしますので、特に普段は立ち入らないような陸屋根・屋上でしたら定期的な点検を業者に依頼してみることがオススメです(*^^)v

2. 屋上防水の施工方法と特徴

シート防水のメリットとデメリット

シート防水

 シート防水は防水シートを屋上に敷き詰めて固定する方法で、建物の屋上防水に幅広く用いられています!

 この方法の最大のメリットは施工が比較的簡単なため、工期が短い点にあります。

 特に塩ビシートやゴムシートが使用され、これらは耐久性と耐摩耗性に優れているため、一度施工すれば10~15年の耐用年数を持ちます(^▽^)/

 シートを敷き詰めるという工法から広い面積でも施工がしやすく、ビルなどの屋上でよく用いられる方法です!

 

 しかし、シート防水にはいくつかのデメリットも存在します。

 例えば屋上に凸凹が多い場合、シートをうまく貼り付けることが難しくなります。

 また、シート防水は修理が必要な際に、部分的な対応が難しいこともあります(>_<)

→シート防水の詳細はこちら!

塗膜防水とその特徴

 塗膜防水は、液状の防水用塗料を屋上に塗布して防水膜を形成する方法です!

 この方法の最大の特徴は、屋上の形状に合わせやすい柔軟性にあります。

塗膜防水例

 ウレタンやFRP(繊維強化プラスチック)を主な素材とし、これらは屋上の凹凸や複雑な形状にも適応しやすいです(*^^*)

 塗膜防水のメリットには、軽量なために構造部への負担が少ないこと、複雑な形状にも対応可能なことが挙げられます!

 ただ、塗膜防水を保護している表面のトップコートに対しては、5~7年程度で塗り替えを行うことがオススメとなります!

→ウレタン防水の特徴やメリットはこちら!

アスファルト防水とは

 アスファルト防水は、液状のアスファルトとアスファルトルーフィング(防水シート)を重ねて使用する方法です。

 アスファルトは熱で溶融し、屋上に塗布して防水層を形成します(^▽^)/

アスファルト防水

 この方法の最大のメリットは、アスファルトを使用することによる耐久性の高さで、15~20年の長い耐用年数を持つことです!

 アスファルト防水の適用範囲は広く、特に大型の商業施設やビルの屋上に適しています。

 

 しかし、重量があるため建物への負担が大きいというデメリットがあります(-_-;

 また、工期が長く施工中の煙やにおいが強いため、一般的なお住いでは施工が難しい場合もあります。

 屋上防水工事は建物の状態や屋上の利用方法によって最適な施工方法を選ぶことが重要です!

 シート防水、塗膜防水、アスファルト防水のそれぞれにメリットとデメリットがあるため、建物の特性に合わせた適切な防水方法を選定する必要があります(*^^)v

3. 屋上防水の選び方

状況に応じた素材選定のポイント

 屋上防水素材の選定には、屋上の状況や建物の用途、予算など、様々な要素を考慮する必要があります。

 まず、屋上の形状や広さを考慮して適切な素材を選びます

 例えば、複雑な形状の屋上や細かい凸凹がある場合は、液体状のウレタンやFRPが適しています(^▽^)/

FRP防水

→FRP防水をオススメできる5つの理由はこちら!

 また、建物の用途や屋上の利用状況によっても適した素材は異なります。

 人の出入りが多い屋上や機械設置がある場合は、耐摩耗性に優れた素材を選ぶことが重要です!

 周囲への配慮も選定の重要なポイントです(*^^)v

 特に都市部や密集地では、施工時の騒音や臭いが気になることがあります。

 アスファルト防水のように施工時に煙や臭いが発生する素材は、周辺の状況を考慮して選ぶ必要がありますね(*^^*)

 最終的には、屋上の状態や建物の用途、予算などを総合的に考慮し、最適な素材を選ぶことが重要です。

 専門家と相談しながら、最適な選択を行うことが望ましいでしょう。

4. 屋上防水工事の工程と実際の施工事例

屋上防水工事の流れ

 まず、工事の計画段階では屋上の状態の評価と防水方法の選定が行われます。

 この際の防水工事の種類の選択については、ここまででご説明しておりますね(^▽^)/

 次に、新しい防水層を形成するための準備として、下地となる部分を整えます

 これには高圧洗浄や、必要に応じて既存の防水層の撤去などが含まれます!

 続いて防水層の形成段階です!

 シート防水の場合はシートを敷設し、塗膜防水の場合は液体塗料を塗布します。

 塗膜防水は紫外線の影響を受けやすいため表面をトップコートで覆います!

トップコートの塗布

 アスファルト防水では、アスファルトルーフィングを屋上に敷き詰め、さらに上からアスファルトを熱で密着させます。

 最後の完成・評価段階では施工された防水層のチェックが行われます。

 これには、防水層の均一性、継ぎ目の処理、全体の密閉性などが確認され、必要に応じて修正や追加の施工が行われます。

 屋上防水工事の成功は、これらの各段階での正確な作業と適切な判断に依存します。それぞれの段階において、専門知識と経験が重要な役割を果たすため、信頼できる専門業者との協力が不可欠です。

◆大田区大森北にて屋上防水を実施!通気緩衝工法によるウレタン防水工事で雨漏りを解決

お客様との写真

 大田区大森北にて、以前弊社へ外壁塗装をご依頼頂いたお客様より屋上防水についてのご相談を頂きました(^▽^)/

 陸屋上では受け止めた雨水を流すための排水口が存在しますが、その箇所が詰まってしまい雨漏りが発生したとのことでした。

 実際に調査を行ってみると、既存のFRP防水層は経年劣化から穴が開いてしまっていたため、全面的な防水工事を行わせていただく運びとなりました(^▽^)/

 既に雨漏りを引き起こしていた場合、通気緩衝工法を用いた塗膜防水工事が有効的です!

◆通気緩衝工法とは?

 雨漏りが発生してしまった屋上には、雨水が染み込んでいるため水分を含みます。

 その上に新しい防水層を形成すると、水蒸気となって逃げるはずの水分が出ていかなくなるため、滞留して下地を傷めてしまうのです(-_-;

 そこで、新しい防水層と下地の隙間に通気緩衝シートを設置することにより、空気の通り道を造ります(^▽^)/

 発生した水蒸気や湿気も逃がすことができ、結果的に下地が長持ちしてくれるのです(*^^)v

 ですので、一度雨漏りを引き起こした屋上やベランダ・バルコニー下地などへは最適な工法と言えるでしょう♪(^∇^*)

◆工事開始

高圧洗浄

 既存の防水層の上には芝が敷かれていましたので、土と一緒に撤去いたします。

 通気緩衝シートを設置する為の下地に土が残っていると直ぐに剥がれてしまいますので、高圧洗浄で汚れを落としていきます(^▽^)/

 さらに下地調整剤となるプライマーを表面に塗布し終えたら、いよいよ通気緩衝シートの出番です!

 

通気緩衝シート

 通気緩衝シートがあることで、湿気が防水層の下に溜まり続けることはありません。

 もし逃げ道が無ければ、発生した水蒸気が下から防水層を押して膨れを起こしてしまう事もある為、それを防げる通気緩衝工法は雨漏りが発生した陸屋根などにオススメなんですね(*^^)v

 最終的な通気の出入り口として脱気筒を設置します!

脱気筒

 脱気筒はこの後にカバーを行い、雨水を浸入させずに通気のみ行えるような構造となります!安心ですね!

 ウレタン防水は塗膜防水に分類されます。

 そのため、塗装工事と同じように防水効果を持った塗料を塗っていきます(*^^)v

一度目のウレタン塗装

 一度目の塗布による防水層が乾きましたら、2層目として再度ウレタン防水塗料を塗っていきます!

 乾燥はしっかりと行うことが重要なため、どうしても工期は掛かってしまう傾向にあります(-_-;

ウレタン2層目

 しかし、その分強固な防水層が形成できますので、必要な時間だとご理解いただけますと幸いです!

 とても鮮やかな水色ですよね!

 今回使用した防水塗料の「オルタックエース」は、主剤と硬化剤を適切に混ぜ合わぜるとこのように色鮮やかな水色となります(^▽^)/

 どちらかの比率が偏っていないかを色で判断できるため、安心して施工することができるんです(*^^)v

 2層目のウレタン防水層もしっかり乾燥させましたら、最後に表面へトップコートを塗布します!

トップコート

 灰色のトップコートを塗ると、いつもの見慣れた屋上の色へとなっていきますね(^▽^)/

 トップコートは今回新しく形成したウレタン防水層を保護するための物です。

 そのため、今後も雨漏りを防止するために防水層を維持するには、定期的なトップコートの塗り替えを推奨いたします!

施工完了!

 工事が無事に終わり、屋上からの雨漏りの解消が叶いました!

 また、『見た目もきれいに仕上がって嬉しい!』とありがたいお言葉を頂けましたヾ(≧▽≦*)o

5. 屋上防水工事の費用はどれくれらい?

工事費用の目安と変更要素

 屋上防水工事の費用は、使用する材料、屋上の面積、劣化の程度、施工方法など、様々な要因によって大きく異なります。

 以下は、街の屋根やさんが提示している参考的な費用目安となります(^▽^)/

 是非ご参考にしてみてください!

・シート防水:5,000円~7,500円

・ウレタン防水:5,000円~7,500円

・FRP防水:5,000円~8,000円

・アスファルト防水:5,500円~8,500円

※上記は1㎡辺りの単価相場目安となります!

6. 屋上防水メンテナンスの重要性

定期メンテナンスの必要性

 屋上防水の維持には、定期的なメンテナンスが不可欠です。

 屋上は建物の一番上に位置し、常に直射日光、雨、風など厳しい環境にさらされています(>_<)

定期的な点検はお任せを!

 これらの要因によって防水層は徐々に劣化し、最終的には雨漏りや建物の構造的な損傷につながる可能性があります。

 定期メンテナンスを行うことで、これらの問題を未然に防ぎ、屋上の耐久性を維持することができます(^▽^)/

点検のスケジュール

 屋上防水のメンテナンススケジュールは、施工された防水材料の種類や建物の状態、環境によって異なります。

 一般的には、年に1回または2年に1回の頻度で点検を行うことが推奨されます。特に厳しい気候条件下にある建物や、以前に防水問題を経験した建物の場合は、より頻繁な点検が必要です。

 私たち街の屋根やさんでは、工事の1年後に点検をさせていただき、更にそのあとは2年ごとの隔年点検を実施しております(^▽^)/

7. 屋上防水に関するよくある質問

Q&A 形式で疑問を解消!

Q1: 屋上防水工事の頻度はどれくらいが適切ですか?

A1: 屋上防水の耐用年数は、使用する素材や施工方法によって異なります。

 一般的には、10~15年を目安にメンテナンスや再防水を検討するのが良いでしょう。

 ただし、建物の使用状況や気候条件によって劣化の度合いは異なるため、定期的な点検が重要です(^▽^)/

劣化したアスファルト防水

 

Q2: 防水工事で最もコストパフォーマンスが良い方法は何ですか?

A2:比較的低コストで施工できるのは塗膜防水ですが、耐久性は他の防水工事と比較すればやや低めです。

 ただ、トップコートの塗り替えなど適切なメンテナンスを続けていれば、FRP防水などは20年の耐用年数が見込めることもありますので、特に屋上をよく使用される方はFRP防水もオススメの施工方法です!

 

塗膜防水

Q3: 屋上防水工事を自分でDIYすることは可能ですか?

A3: 屋上防水は専門的な知識と技術を要するため、DIYは推奨されません(>_<)

 不適切な施工は防水不良を招き、結果として建物の損傷や修理コストの増加につながります。

 安全かつ確実な施工のためにも、専門業者に依頼することをお勧めします!

 屋上防水工事は建物の寿命と安全性を守るために欠かせないものです!

 正しい知識と適切な手段で屋上のメンテナンスを行うことで、快適で安全な居住環境を維持しましょう(*^^)v

 記事内に記載されている金額は2024年02月08日時点での費用となります。
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