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パミールの抱える問題点とは?劣化症状から最適なメンテナンス方法までご紹介!

更新日:2024年02月13日

 化粧スレート屋根はセメントを主原料としている事から塗装が施されています!
 その為、一般的に7年~10年を目安として塗装メンテナンスが必要です(#^^#)

 しかし、化粧スレート屋根材の中には、塗装メンテナンスによる屋根の機能復旧が困難な屋根材がある事をご存知でしょうか?
 それが、ニチハ「パミール」です(>_<)

 この記事ではパミールの歴史や抱えている問題・劣化症状と併せて、最適なメンテナンス方法をご紹介致します!

パミールの抱える問題点とは?

1. パミール屋根材の概要と歴史

 まずは、ニチハ「パミール」の歴史と併せて、抱えている問題点について詳しくご紹介致します!

1-1. パミールの登場背景と製造期間

 パミールは、アスベストの使用が法律によって禁止されたことを受け、ニチハが開発した製品です!

 アスベストは、その優れた耐火性や強度からスレート屋根材を含め、多くの建材に広く使用されていました。
 しかし、健康への懸念が高まるにつれ、これを含む製品の使用が次第に規制されるようになりました(>_<)

 この社会的な背景の中で、ニチハは1996年~2008年にかけてノンアスベストスレート屋根材として開発されたパミールを製造・販売しました。

 この期間、他のメーカーもアスベストを含まないスレート系屋根材を相次いで発売しています。
 パミールはその時代の代表的な製品の一つであり、多くの住宅で採用されました。

1-2. パミールの主な問題点

屋根材がボロボロになってしまっているパミール

 アスベスト規制の影響を受けて開発されたパミール屋根材ですが、実は大きな欠陥を抱えている事が後に発覚しました😰

 それが、製品の耐久性です(>_<)
 パミール屋根は施工から約7年で剥離が始まり、10年を経過する頃には目に見えてボロボロになってしまいます!

 パミールはノンアスベスト屋根材の先駆けと言える製品ですが、それは同時にノンアスベスト屋根材の製造技術が確立していないとも言えます。
 その為、上記の様な欠陥に繋がったと言われています😢

 パミール屋根の耐久性の問題は、裁判・クレームの基となり、社会的な問題にまで発展しました。
 さらに、テレビなどのメディアでも度々取り上げられたことで、多くの人の関心を集めることとなりました。

 上記の様に、パミール屋根材は重大な問題を抱えています。

2. パミール屋根の見分け方・特徴

 前述の通り、パミールは耐久性に非常に大きな問題を抱えています(>_<)
 その為、ご自身のお住まいにパミールが使用されているかどうかを事前にチェックしておく事は大切です!

 また、前提として 1996年~2008年 の間に新築されたスレート屋根のお住まいの場合、パミールが使用されている可能性があります。
 特に注意しましょう!

等間隔で並ぶパミールの凹凸

 パミール屋根材は、見た目に特徴があります。
 1つ目は小口部分が凸凹の形状をしており、これらの凸と凹が等間隔になっていることです。
 また、屋根材をずらすと「パミール」という文字が書かれています。

 しかし、ご自身で屋根の確認作業を行われることは大変危険です(>_<)
 また、外観だけでなく建築時の資料で確認出来る可能性もありますが、施工時の見積書類にパミールと記載されていなくても、実際にはパミールが使われていたというケースもあるそうです😢

 やはり、しっかりと断定する為には専門業者に確認を依頼する事が一番おすすめです!

2-1. コロニアルNEOとの違い・見分け方

 実は、ノンアスベスト屋根材の先駆けと言える製品の中で欠陥を抱えている屋根材はパミールだけではありません(>_<)
 コロニアルNEOは2001年~2008年までにクボタから販売されていたノンアスベスト屋根材ですが、こちらも製造技術が確立されていなかったことで、パミール以上に割れが生じやすい製品です。

 コロニアルNEOとパミールは見た目が非常に似ている事から、どちらの屋根材が使用されているかを見分ける事は難しいです。
 そこで、小口部分に注目してみましょう!

コロニアルNEOの場合小口部分の凹凸の間隔が不揃い

 先ほどご紹介致しました通り、パミールの小口部分の凹凸は等間隔です。
 一方、コロニアルNEOの場合、凹凸の間隔が不揃いですね。

 小口部分に注目する事で、簡単に見分ける事が出来ます(^^)/

 

3. パミール屋根の劣化症状

 経年劣化の進行により表面がボロボロとなってしまうパミールですが、実は屋根材の劣化症状と併せて釘の腐食が発生してしまう問題も抱えています(>_<)

 そこで、パミールの劣化症状の具体的な内容をご紹介致します!

3-1. 層間剥離とその影響

パミールの層間剝離

 パミール屋根材の劣化症状は「層間剥離」と言われています!

 「層間剝離」は屋根材が複数層に分離してしまう事で、ミルフィーユのように剥離してしまう現象です(>_<)
 屋根材の各層が剥がれて浮き上がることで、屋根全体が膨張するようにも見えます。

 こうした症状はパミール材が雨水を吸収し、乾燥後に層が硬化して剥離することで発生します!

 層間剥離が進行すると屋根材の保護機能が損なわれ、雨漏り断熱性の低下など、さまざまな問題が起きる可能性があります。
 また、屋根材が脆弱になることで、台風や強風時に屋根材が飛散してしまうリスクも大きくなります😱

 層間剥離は美観が損なわれるだけではありません!
 建物全体の安全性にも影響を及ぼす深刻な症状です。

3-2. 釘の腐食とその危険性

 パミールに発生する可能性があるもう一つの劣化症状が「釘の腐食」です。

 一般的に使用される釘は、の発生を防ぐ為にメッキ処理が施されています。
 しかし、パミールの固定に使用されるラスパート釘の一部には、メッキ処理が十分に施されていないものが混入されていたと言われています(>_<)

 メッキ処理が不十分な釘が使用されていた場合、固定釘の腐食はより早期に進行する可能性があります(>_<)
 釘の腐食は屋根材の固定力の低下を招き、最悪の場合には屋根材がズレたり、強風で飛ばされたりする原因となります😰

 また、上記の様な被害は2次被害を引き起こします。
 例えば、腐食した釘が屋根材を十分に固定できなくなった場合、屋根材が落下して通行人の方へケガをさせてしまう事態も考えられます😱

 上記の様な被害を未然に防ぐ為にも、パミール屋根の劣化が著しく進行する前に適切なメンテナンスを行う必要があります!

4. パミール屋根のメンテナンスと修繕方法

4-1. 塗装メンテナンスが出来ない理由

パミールへの塗装工事はしないでください!

 パミール屋根材のメンテナンスにおいて非常に重要なのが、塗装メンテナンスの意味が無いということです!

 一般的な化粧スレート屋根では、約10年ごとの塗装メンテナンスが一般的です。
 しかし、パミール屋根材は「層間剥離」という問題を抱えています(>_<)

 塗装前の高圧洗浄で屋根材がさらに損傷を受けるリスクが高く、塗料を塗っても屋根材が剥離してしまいます。
 屋根を保護するはずの塗装メンテナンスが、逆に屋根材の劣化を促進してしまう事態に繋がってしまいます😢

4-2. パミール屋根に最適なリフォーム方法|葺き替え・カバー工法

 前述の通り、パミールは「層間剥離」を原因として塗装メンテナンスによる屋根機能の復活は困難です。
 そこで、パミール屋根に最適なメンテナンス方法として挙げられるのが「屋根葺き替え工事」と「屋根カバー工法」の二つです。

 まず、屋根葺き替え工事は、劣化したパミール屋根材とその下地材である防水紙・野地板を補強・撤去した上で新しい屋根材に置き換える方法です。
 この方法は、屋根全体を新しくするため、屋根に発生している問題を一度に全て解決出来る事がメリットです😊

 新規の屋根材には、瓦・スレート・金属屋根材など様々な種類から選定する事が出来ます(#^^#)。

 ですが、屋根葺き替え工事は屋根と下地材を全て交換する大掛かりな工事です。
 その為、後述する屋根カバーと比較してコスト・工事期間が大きくなることがデメリットと言えます!

 一方、屋根カバー工法は既存のパミール屋根の上に新しい屋根材を重ねる方法です。
 既存の屋根材の撤去・処分がほとんど必要ないことから、廃棄費用・工事期間を抑えることができます!

 しかし、劣化が極めて進行している場合や、層間剥離がひどい状態では、この方法が適用できないこともあります。
 また、屋根が2重構造になることから重量増加による耐震性の低下は避けられません。
 金属屋根材を選定する事でその影響を最小限に抑える事は出来ますが、逆に言えば屋根材の選択肢が狭まってしまうとも言えます(>_<)

 上記の様に屋根葺き替え工事・屋根カバー工法、どちらもメリット・デメリットがあります!
 工事方法をご検討される際に、ぜひ参考にしてみて下さい(^^)/

5.パミール屋根の施工事例をご紹介!

 続いて、実際に街の屋根やさんで施工頂いたパミール屋根の施工事例をご紹介致します!

5-1. パミール屋根をスーパーガルテクトを使用して屋根カバー工事を施工させて頂いたY様のお住まい

パミール屋根にカバー工事を施工させて頂いたY様

 化粧スレート屋根材の一部が強風の影響で飛散してしまったとのご相談を頂き、現地調査にお伺いさせて頂きますと、屋根材にパミールが使用されている事が分かりました。

屋根全体で劣化が進行しているパミール屋根
パミール屋根材の層間剝離

 屋根には「層間剝離」の症状が見られ、屋根材の一部が風で飛散してしまった状況から屋根全体が劣化していると推測されます。

 その為、最適な施工方法として、屋根カバー工事をご提案させて頂き、施工を承りました。

スーパーガルテクトの敷設

 屋根カバー工法は既存の屋根材に防水紙・新規屋根材を被せる様に設置する施工方法です。
 今回は、金属屋根材「スーパーガルテクト」を使用させて頂きました(#^^#)
 軽量で耐久性に優れる上、金属の天敵である「錆」に非常に強い屋根材です。

 写真の様に、軒先から軒上に向かって屋根材を敷設していきます!

屋根カバー工事の完成

 無事、屋根カバー工法が完成しました!
 金属屋根特有のスタイリッシュな景観に生まれ変わりましたね(^^♪

5-2. 「コロニアルグラッサ」を使用して葺き替え工事を施工させて頂いたH様のお住まい

葺き替え工事を施工させて頂いたH様

 屋根の工事をご検討されているH様より、お見積り作成のご依頼を頂いた事が工事のきっかけです!

層間剝離が進行しているパミール屋根


 現地調査にお伺いした所、屋根材にはパミールが使用されており、やはり層間剝離の症状の進行が見られます。

 その為、今回は屋根葺き替え工事をご提案させて頂き、工事のご要望を頂きました(^^)/

コロニアルグラッサの敷設の様子

 葺き替え工事は野地板の増し張り後、新しい防水紙・屋根材を敷設する工事です!
 その為、屋根が新品同様となりますので、今現在屋根で発生している問題を一気に解決する事が出来ます!

 今回は、既存の屋根材と同じスレート屋根材である「コロニアルグラッサ」を使用させて頂きました!
 一般的なスレート屋根材は10年に1度の目安で塗装メンテナンスが必要とされますが、なんとコロニアルグラッサは表面に施された無機加工により30年間塗装メンテナンスを必要としないと言われています(#^^#)

コロニアルグラッサを使用した屋根葺き替え工事の完了

 無事、屋根葺き替え工事が完了致しました!
 スレート屋根材の中でもワンランク上のコロニアルグラッサを使用させて頂きましたので、長期に渡り安心してご使用いただける屋根となりました(^^♪

6. パミールの抱える問題点とは?まとめ

 今回は、パミールの抱える問題点を中心にその背景や歴史、最適な施工方法についてもご紹介させて頂きました!
 パミールはノンアスベスト製造技術の先駆けとも呼べる製品ですが、同時に製造技術が確立していなかったことで耐久性の欠陥を抱えてしまっています😢

 その為、現在スレート屋根にお住まいの方がおられましたら、事前にお住まいの屋根にパミールが使用されていないかチェックをしておくことがおすすめです!
 特に、パミールが製造されていた1996年~2008年にお住まいを新築された場合には注意しましょう(>_<)

 また、パミールは塗装メンテナンスによる屋根リフォームが困難という事も念頭に置いてく必要があります。
 「層間剝離」を起こしているパミールは高圧洗浄に耐えられず、さらに新規に施した塗膜もボロボロと剥離してしまいます。

 パミール屋根のリフォームは、「屋根葺き替え工事」・「屋根カバー工法」の2つが選択肢となります。
 どちらもメリット・デメリットがありますので、ご自身の今後の生活を踏まえた上でご検討される事がおすすめです!

 私達、街の屋根やさんはパミール屋根の葺き替え工事・カバー工事によるリフォームの施工実績も豊富に持っております。
 葺き替え工事・カバー工事、どちらの施工方法が良いか悩まれている方や、お住まいのスレート屋根にパミールが使用されているか調査して欲しい方がおられましたら、ぜひお気軽にご相談下さい!

 点検~お見積りの作成まで無料にて承っております!
 ご安心ください(^^)/
 

 

 記事内に記載されている金額は2024年02月13日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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