
HOME > ブログ > 屋根の傾斜が排水性に与える影響とは?緩勾配・急勾配のメリット.....
更新日:2025年05月15日
屋根の形状は、家の外観だけでなく、住まいの機能性にも大きな影響を与えます。
特に「屋根の傾斜(勾配)」は、雨水の流れやすさ=排水性に直結し、雨漏りや耐久性にも関係します。
この記事では、屋根の傾斜が住宅に与える影響について、緩勾配と急勾配の違いを中心に解説します。
新築やリフォームを検討中の方に、屋根選びのヒントとなれば幸いです。
屋根の傾斜とは、屋根の角度のことを指します。
建築業界では「○寸勾配」と表現され、水平に10の長さに対して屋根がどれだけ上がっているかを数値化したものです。
たとえば、3寸勾配は10に対して3上がる=比較的緩やかな傾斜を意味します。
屋根の勾配は、使用できる屋根材、雨水の排出速度、外観の印象など、家づくりにおける多くの要素に関わっています。
屋根の最大の役割の一つが「雨を効率的に流すこと」です。
傾斜があることで、屋根に降った雨は速やかに樋(とい)へと流れ落ち、建物内部への浸水を防ぎます。
傾斜が緩いほど、雨水が屋根に滞留しやすくなり、雨漏りのリスクが高まります。
逆に、急勾配の場合は排水性に優れますが、施工の難易度が上がったり、屋根面積が増えることでコストが増す傾向があります。
そのため、屋根の傾斜を決める際は、排水性とコストのバランスを考慮することが重要です。
緩勾配屋根とは、一般的に3寸勾配以下のような傾斜が小さい屋根を指します。
このタイプの屋根は、落ち着いた外観を演出でき、現代住宅やモダンデザインに多く見られます。
また、傾斜が緩やかなため、作業性が高く、屋根塗装や点検などのメンテナンスがしやすいのも利点です。
一方で、排水性が劣るため、長雨や積雪後に水が残りやすく、防水処理をしっかり行わないと雨漏りの原因になります。
また、屋根材によっては緩勾配屋根に施工できない場合もあるため、屋根材選びにも注意が必要です。
急勾配屋根とは、5寸勾配以上など、傾斜が大きい屋根形状のことをいいます。
急勾配の最大のメリットは、高い排水性と通気性です。
雨や雪が屋根にとどまらず、すぐに流れるため、雨漏りのリスクが低く、屋根材の劣化も抑えられます。
また、屋根裏に空間を確保しやすく、断熱性やデザイン性の面でもメリットがあります。
しかしその分、足場の確保や安全面での施工コストが高くなる点がデメリットです。
屋根の傾斜は、見た目のデザインだけでなく、排水性や耐久性、雨漏りリスクに直結する重要な要素です。
緩勾配は施工や点検がしやすい反面、排水性に不安があり、急勾配は排水性に優れる一方でコスト面で劣ります。
それぞれの特徴を理解したうえで、自宅の立地や気候、ライフスタイルに合った屋根勾配を選ぶことが大切です。
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屋根の形状に関して疑問や不安がある方は、ぜひお気軽にご相談ください!
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【施工内容】
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