屋上防水の必要性とは?施工頻度から屋上に適した工事方法の種類・特徴まで詳しく解説!
更新日:2024年08月26日
屋上・ベランダ・バルコニーは、家庭菜園や洗濯物干しスペースとして広く活用できるメリットがある一方、雨漏りリスクが大きいと言う特徴があります!
そうした中、その様な雨漏り被害を未然に防ぐ為にも非常に大切なメンテナンスが「防水工事」です(^^)/
この記事では、屋上防水の必要性や頻度をはじめ、屋上に適している工事方法の種類・特徴まで詳しく解説いたします!
屋上防水工事が必要な理由
屋上は傾斜がほとんど無い事から水はけが非常に悪く、雨水の浸水を防ぐ為にも防水工事が必ず施工されています。
しかし、屋上は雨風が直接降り注ぎ、温度変化などの厳しい環境に晒されている場所です!
特に太陽からの「紫外線」は防水層の天敵とも言える存在で、それを受け続ける事徐々に劣化が進行してしまいます(>_<)
劣化の進行は防水機能を大きく低下させてしまいますので、雨漏り被害の大きなリスクとなります(;_;)
屋上からの雨漏りは雨染みやカビの繁殖はもちろん、構造部への大きなダメージにも繋がりますのでお住まい・建物へ非常に大きな悪影響を及ぼします。
定期的な屋上防水工事は、建物の耐久性と安全性を維持する上で非常に重要なメンテナンスです!
使用する防水材の種類・建物の形状や立地・気候条件によっても異なりますが、一般的にその施工頻度は約10〜15年ごとに行うことが推奨されています。
また、防水工事の種類は「ウレタン防水」「アスファルト防水」「FRP防水」など様々で、各種防水材の特徴やデメリットを理解して適切な選択をすることがポイントです!
その為、施工技術・実績はもちろんですが、施工箇所に最適な施工方法を提案する為にも施工業者の提案力も重要と言えます(^^)
まずは、施工業者がホームページなどで公開している施工事例やお客様の声などの情報を参考にして、安心して工事を依頼できる業者かチェックしてみましょう(^^♪
「シート防水」とは|広い面積を持つ屋上防水工事におすすめ
前述の通り、防水工事の種類は様々ですが、その中でも「広い面積を持つ屋上」に特におすすめな施工方法が「シート防水」です!
その主な理由は、施工の効率性と耐久性にあります。
まず、防水機能を備えるシートを敷き詰める様に施工していくことから、広い面積でも短期間で施工が可能です!
「ウレタン防水」や「FRP防水」などの塗膜防水は、塗布後に乾燥時間が必要であることから、それと比較して工期を大幅に短縮する事が出来ます(#^^#)
また、既製品のシートを使用するため手作業で行う塗膜防水と違い、仕上がり品質のバラつきも抑えられます。
ただし、防水シートを敷設していく関係上、複雑な形状や凸凹した施工箇所には不向きです(>_<)
ですが、そうしたデメリットも平坦で面積の広い環境であることが多い屋上防水に適していると言われる理由の一つと言えます!
屋上防水の不具合による「雨漏り」の現地調査!
それでは、続いて実際にお伺いをさせていただいた屋上防水の不具合による「雨漏り被害」の現地調査の様子をご紹介いたします!
渋谷区代官山町で雨漏りの原因調査をおこないました。
1年ほど前から天井に雨染みがあり、お客様ご自身で補修作業をおこなっていたそうですが、先日の大雨の時に同じ部分から雨漏りしたという事でお問合せをいただきました。
まず室内の雨漏り箇所を確認して、原因部分を調べていきます。
室内の雨漏り箇所
雨漏りの症状は2カ所で起きています。壁と天井の隙間部分から雨水が垂れてきて、長押部分にも雨漏りの跡が付いています。
雨が降るたびに雨漏りするわけではありませんが、雨量の多い時に雨漏りするという事です。
もう1カ所の雨漏りは壁を挟んだ隣のお部屋です。同じ位置になりますので、原因箇所は同じ所と考えられます。この部分の上が原因になっていると想定できますので、この上の状況を調査していきます。
屋上防水の不具合が原因です
雨漏り箇所の上は屋上になっています。
防水層が作られていて嵌め込み式の床パネルが敷いてありました。防水層は紫外線に弱いのでこのようなパネルが敷いてあることで劣化の進行を遅らせることが可能ですが、防水層が見えないので劣化の発見が遅れてしまう場合があります。
屋上の床の防水はシート防水が施工されています。
シートの種類は塩ビシート防水で、塩ビシート防水は屋上やベランダなどの防水工事においてよく使用される方法です。
この方法では、塩ビ製のシートを敷設して防水層を形成します。
塩ビシートは1.5mmから2.5mm程度の厚みがあり、耐候性や伸縮性に優れています。
以前はゴムシートが主流でしたが、塩ビシートの方が防水層が厚く、耐候性も優れているため、現在では主流となっています。
塩ビシート防水の耐用年数は一般的に10年から20年程度とされています。
この耐久性の高さから、屋上やベランダなどの防水工事において安定した防水効果を持続させることができます。
また、塩ビシート防水は施工が比較的簡単であり、面積が広い屋上でも比較的短時間で施工することが可能です。
雨漏りしている部分の上あたりの床パネルを剥がすと、塩ビシートの一部が切り取られているのが確認出来ました。
塩ビシートの防水は、機械固定式工法で施工されていて、元々の塩ビ防水の上にディスクという金物を取り付けてその金物に圧着して塩ビシートを固定しています。
元々の防水層の上隙間が空いている施工方法の為、切り取られた部分から雨水が入り込んでしまい、劣化した部分から階下へ雨漏りしているようです。
切り取られている理由はわからないのですが、その他の部分に劣化は有りませんでしたので今回は部分的な補修工事をご提案しました。
簡易的な補修工事は税込み55,000円から対応しております。
補修方法は補修箇所などによって変わりますので、建物の事でお困りの際は街の屋根やさんまでお気軽にご相談ください(*^^*)
記事内に記載されている金額は2024年08月26日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
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