雨漏りの原因に繋がるシーリングの劣化|原因や補修工事の方法まで徹底解説
更新日:2024年08月08日
屋根・外壁・内装など、お住まいの様々な箇所で活躍しているのが「シーリング」です!
繋ぎ目や取り合い部の隙間を埋めて浸水を防ぎ、外壁材同士の合わさり部分に施工されたシーリングは緩衝材としての役割も担っています😊
しかし、その一方でシーリングは劣化が進行してしまう事で、雨漏り被害の原因箇所となるリスクの高い場所でもあります。
そこで、この記事ではシーリングの劣化の原因やその補修工事の方法を実際の現地調査・工事の様子と併せて詳しくご紹介いたします(^^)/
シーリングとは?
シーリングとはコーキングとも呼ばれ、住宅の外壁や窓周りのサッシ部分に生じた隙間を埋めるために使われる材料のことを指します!
主に雨や風の侵入を防ぐために使用されますが、サイディングの接合部である目地部分に施される場合は「緩衝材」としての役割も大きいです。
一般的にシーリングにはウレタン系やシリコン系、変成シリコン系などの種類がありますが、塗装が出来る事から主に外壁材には変成シリコン系が使用されます😊
どの種類を選ぶかは使用する場所や目的によって異なりますので、注意が必要です!
シーリングは住宅の外観を保つだけでなく、建物の防水性能を高める重要な役割を果たします。
シーリングが劣化してしまう原因・症状
シーリングが劣化すると住宅に雨漏り被害やさまざまな問題を引き起こします(>_<)
劣化の原因としては雨や紫外線によるダメージ・経年劣化などが挙げられますが、特にシーリングは紫外線に弱い特性があります。
その為、お住まいの外に使用されているシーリングは、太陽光に長期間晒されることで劣化が進行されやすいため注意しましょう😰
劣化が進むとシーリングは硬化して弾力を失い、ひび割れや隙間が発生します。
こうした症状が進むことで雨水が侵入しやすくなり、雨漏りの原因となることが多いとされています(>_<)
シーリングの補修方法「シーリング打ち替え工事」
前述の通り、シーリングの劣化を放置すると雨漏りや建物内部の腐食につながるため、適切な時期に補修することが重要です!
シーリングの補修方法としては「シーリング打ち替え工法」が一般的で、古いシーリング材を取り除き、新しいシーリング材を充填する作業方法が用いられます。
工事のポイントとして、まずは既存のシーリング材を丁寧に除去することが大切です。
古いシーリングが残ってしまいますと、新しいシーリングの密着性が悪くなり耐久性の低下に繋がります(>_<)
その後、シーリングの密着性を向上させる「プライマー」の塗布後、新しいシーリング材を充填して必要に応じて塗装を施します。
また、「シーリングの打ち替え工事くらいなら…」とDIYをご検討されている方もいらっしゃると思いますが、あまりお勧めは出来ません。
施工箇所にもよりますが、施工には技術・知識が必要不可欠であり、施工の失敗は美観や工事規模の拡大を招く恐れがあります😰
サイディング外壁の目地に施されたシーリングの打ち替えともなればかなり大掛かりな工事となりますので、やはり経験豊富なプロの業者へ依頼されることがおすすめです!
雨漏り被害の調査・シール工事の様子
次に、実際に調布市布田町のお客様よりご依頼頂いた雨漏り被害の調査・工事の様子をご紹介いたします!
また、今回は雨漏り箇所の原因特定に散水試験をさせて頂きました!
散水試験は税込み55,000円から実施しておりますが、散水試験の箇所数や試験のために足場が必要なケースなどは価格が変動致しますので、詳しくはお問合せ下さい(^^)/
3階建ての鉄骨造の建物で2階のキッチン回りから雨漏りしており、3階のバルコニー回りに散水試験を実施して原因箇所を特定しました。
散水試験で雨水の浸入箇所を特定します
鉄骨の柱の周りを化粧カバーで覆っているのですが、散水試験を実施した事によって外壁との取り合い部分が雨漏りの原因になっていることが分かりました。
化粧カバーとバルコニーの床がぶつかった部分から散水試験でかけた水が噴き出してきました。この円柱状のカバーは中が空洞になっている様で、入り込んだ雨水が溜まり下の階に雨漏りとして出てきている様でした。
シールと目地詰めで雨漏り修理工事
外壁回りから雨水が浸入していることがわかりましたので、今回はシール工事をおこなっていきます。直接的な原因箇所ではありませんが、サッシ回りのシールも大分劣化していましたので、一緒に工事をおこなっていきます。
外壁にはタイルが貼ってありますが目地が大分劣化している状況でした。浮いたり剥がれている部分がありましたので、目地部分からの雨水の浸入を防いでいきます。目地の増し詰めをおこなって隙間を埋めていきます。
お客様からのご要望もあり、原因箇所のすぐ上の外壁タイル面には、目地詰めプラス目地部分のシール工事もおこないました。タイル自体は雨漏りの原因にはなりませんが、目地部分は念には念を入れてシールでカバーしていきます。
工事が完了した後は、最初に行った散水試験と同様に水をかけて雨漏りが止まっているのかをしっかりと確認していきます。
私たち街の屋根やさんでは、今回の様な雨漏りの場合、原因箇所をしっかりと特定し適切な工事をご提案致します。無駄な工事を行う必要が無く、最小の費用で最大限の効果が発揮できますので、雨漏りでお困りの際は街の屋根やさんまでお気軽にご相談ください(*^^*)
記事内に記載されている金額は2024年08月08日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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