天井からの雨漏り原因は?早期発見のポイントと天井内部で木材腐朽菌が繁殖するリスクなどを解説
更新日:2024年11月30日
天井でいつの間にか雨漏りが発生していた!という経験はございませんか?
もしくは、現在進行形で天井からの雨漏りに悩まされているという方もいらっしゃるかもしれませんね(-_-;
雨水が急に天井まで伝ってくることも考えられますが、もしかするとかなり前から天井内で雨水が溜まっている状態となっており、それが限界に達してお部屋へと雨漏りし始めたケースもあり得ます。
そこで今回は天井からの雨漏りをテーマに、原因や早期に気付く手がかり、そして実際に天井内部で雨漏りによる菌の繁殖が進んでいた事例などをご紹介したいと思います(^▽^)/
天井から雨漏りする原因
天井からの雨漏りは様々な原因が考えられます。
例えばスレート屋根の場合、棟板金の劣化が雨漏りを引き起こすことがあります。
棟は屋根の頂上部に位置し、強風の影響を受けやすく雨水が集まりやすい箇所であるため、劣化が進むと雨漏りのリスクが高まります。
その他にも、屋根の瓦が割れている、屋根の防水シートに穴が開いているなど、さまざまな原因が考えられます。
外壁も原因になる?
外壁のひび割れやシーリングの劣化も、もちろん天井の雨漏り原因になり得ます(-_-;
天井と言っても、すぐ上が屋根なのか、それともまだ上階が存在するのかで考えられる雨漏り原因はかなり違ってきます。
雨漏りの原因特定はプロでも難しいことがありますので、確実な調査方法として散水試験などが有効なんです。
屋根からの雨漏りを防ぐには?
屋根からの雨漏りを防ぐためには、防水対策が欠かせません。
特に重要なのが防水紙です(^▽^)/
防水紙は屋根の下地と屋根材の間に敷かれる重要部材であり、雨水の浸入を防ぐ役割を果たします。
極論、防水紙が無事な状態であれば、屋根材が割れたり脱落しても雨漏りがすぐに発生することはないのですΣ(・ω・ノ)ノ!
ただ、防水シートも必ず経年劣化が進んで穴が開いたりしますので、雨漏り被害が発生する前にリフォームで新しいものを用意することが対策として重要となります(*^^)v
天井からの雨漏りを早期発見するポイント
天井裏は普段目にする箇所ではないため、異常が発生していても気づきにくいですよね(-_-;
天井からの雨漏りに気が付く方法は、日常生活の中で時たまに注意深く観察することが重要です!
天井に水染みやカビが発生している場合、雨漏りの兆候かもしれません。
特に、天井の一部が膨らんでいる、剥がれている、または変色している場合は雨漏りの可能性が高いと言えます。
臭いも重要な手掛かりになります
さらに、天井の近くに異臭が漂っている場合も雨漏りのサインとして考えられます(-_-;
湿気や水がたまることでカビや菌が繁殖し、臭いの原因となることがあるためです。
では実際にどのような症状となるのか、「木材腐朽菌」というものが小屋裏で確認できた雨漏り調査事例を確認してみましょう(^▽^)/
多摩市和田で雨漏りしているアパートの屋根は葺き替え工事で直します
多摩市和田で屋根の調査をおこないました!
アパートのオーナー様から雨漏りの調査をご依頼いただき調査に伺いました。室内に雨漏りの症状が出ている場合は被害が進行している事もありますので、しっかりと調査して適切な工事をご提案いたします。
小屋裏から雨漏りの状況を調べます
小屋裏はユニットバスの天井部分の点検口を空けて確認します。
母屋や垂木、野地板などが見えるのですが、点検口のすぐ上が大分酷い状況になっていました。野地板の上は屋根になっているのですが、雨漏りしているのが確認出来ます。
びっしりと白く見えるのは腐朽菌で、木材の腐朽菌は木材を分解して腐食させる微生物の一種です。木材は主にセルロースやリグニンなどの成分で構成されており、これらの成分が腐朽菌によって分解されることで木材が腐食していきます。
腐朽菌は一般的に湿気や水分を好み、湿った環境下で繁殖しやすい特性を持っています。 腐朽菌が木材に侵入すると、木材の中で栄養を摂取しながら成長し木材の組織を破壊していきます。この結果、木材は脆くなり強度や耐久性が低下します。腐朽菌の繁殖が進むと、木材表面には黒ずんだ斑点やカビが発生し、最終的には木材が崩壊してしまうこともあります。
室内部分はユニットバスであまり雨漏りの影響を受けにくい部分になりますので、気付くのが遅くなった可能性が高いです。間違いなく原因は屋根部分になりますので、原因部分を調べていきます。
雨漏りの原因は屋根です
屋根は化粧スレート葺きで塗装した形跡はありますが、塗膜がめくれていてバリバリに剥がれていました。雨漏りしている部分の屋根が一部変わっているのですが、過去の工事履歴が確認出来ませんが以前に部分的に直している様です。
棟から軒先まで一列にスレートを葺き替えているようですが、この様な納め方は基本的にはおこないません。スレートは軒先から葺いていき、上の段を半分ずらして重ねて葺いていきますので、剥がす際には下から見たときに上に向かって広がる様に逆三角形上に剥がしていく必要があります。
そのため、最低でもその形状に葺き替えなければなりませんので、この様に上から下まで真っすぐに葺き替えることはありません。元々の屋根との取り合い部分は、よく見るとテープの様なモノが張ってあるみたいですが、それも剥がれている状況です。
この様な部分的な葺き替えをした原因が以前に雨漏りしたからかもしれませんが、現状では被害を拡大させてしまう要因になっていますので、雨漏りを止めるためには葺き替え工事が必須となります。
その際に、腐食して腐朽菌が繁殖している木材も交換が必要になりますので、下地の腐食部交換工事と葺き替え工事(税込み1,097,800円~)のご提案になります。
雨漏りは放置しておくことで被害がどんどん広がってしまい、それを直すための工事費用もどんどん増えてしまう事になりますので、雨漏りしている事に気付いた時には、直ぐに街の屋根やさんまでお気軽にお問合せください(^O^)/
記事内に記載されている金額は2024年11月30日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
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