断熱リフォーム工事にはどんな種類がある?最新のリフォーム方法と効果を徹底解説!
更新日:2024年04月17日
断熱リフォームは住宅の快適性を向上させるための重要な改修工事です。
お住いの断熱をしっかりと行うことで、外部からの熱の侵入や室内の熱が逃げるのを防ぎ、エネルギー効率を高めることが可能です。住宅の断熱性を向上させることは、エネルギーコストの削減、居住環境の快適性向上、そして持続可能な住まい作りに直接的に繋がります。
特に気候変動が進行する中で、エネルギーの消費を抑えるという点において断熱性の向上は非常に需要が高まっているのですが…断熱リフォーム工事といっても、実際にどのような工事を行うのでしょうか?
本記事では、断熱リフォーム工事を行うことで得られる効果や工事の種類についてご紹介します。断熱リフォーム工事を検討中の方は、是非参考にしてみてくださいね!
目次【表示】
断熱リフォームの効果とメリット
断熱工事を行うことで、どのような効果が得られるのでしょうか?詳しく見ていきましょう!
エネルギーコストの削減で電気代の節約が可能!
断熱リフォームを行う最大の効果は、エネルギーコストの削減です。外壁、屋根、窓など、外部と接する部分の断熱性能を向上させることで、冷暖房の効率が大幅に改善します。
これにより、エアコンやヒーターといった冷暖房機器の稼働時間が減少し、消費電力が低下します。
事実、断熱リフォームを施した住宅は、施工前に比べて、年間のエネルギーコストを20%以上削減することが報告されています!
結露やカビの発生を抑制し、防音の効果もある!
断熱リフォームは、建物の結露やカビの発生を抑制する効果もあります。これにより、室内の空気品質が向上し、アレルギー症状や呼吸器系の問題を抱える家族の健康を守ることにも繋がります。
加えて、断熱材は外部からの騒音の侵入を防ぐ防音効果も持っており、より静かな室内環境を確保することが可能です。
環境への影響を減らすことができる!
エネルギーコストの削減は、化石燃料の使用量を減らし、結果として温室効果ガスの排出量を減少させます。これにより、地球温暖化の進行を遅らせる助けとなり、持続可能な環境への貢献を実現します。
住宅の資産価値を向上させることができる!
また、断熱リフォームは、住宅の資産価値を向上させる効果もあります。特にエネルギー効率の高い家は、中古住宅の販売市場で高く評価される傾向にあり、将来的な売却時に高いリターンを期待できる可能性が高まります。
これらの点からも、断熱リフォームは単なる電気代の削減などのコスト削減策以上の価値を持ち、お住まい自体の快適性、環境負荷の軽減、経済的利益をもたらす重要な投資であると言えるでしょう。
断熱リフォームの種類
断熱リフォームには様々な種類があり、それぞれの部位ごとに適した方法が存在します。
屋根、壁、床、窓、玄関ドアといった住宅の各部分を効果的に断熱することで、住まい全体のエネルギー効率を向上させることが可能です!どのような方法があるのかをご紹介します。
屋根(天井)
屋根は太陽の熱が直接当たりやすい部位であるため、効果的な断熱が非常に重要です。
屋根(天井)の断熱リフォームには主に「敷き込み工法」と「吹き込み工法」の2種類があります。
敷き込み工法は、屋根裏に断熱材を敷き詰める方法で、綿状や板状の断熱材を使用し、隙間なく配置することで高い断熱効果を発揮します。
吹き込み工法は、専用の機械を使って屋根裏に繊維状の断熱材を吹き込む方法で、敷き込み工法に比べて施工が迅速に行える利点があります。
屋根(天井)断熱の具体的な利点としては、夏の暑さ対策に有効であること、また冬の暖房費を削減できることが挙げられます。
屋根断熱については以下のページでも詳しく解説しております。是非ご覧ください!
>>屋根断熱のメリットと屋根リフォームで行うべき断熱対策<<
壁
壁の断熱リフォームは、屋外からの熱の侵入と室内の熱の逃亡を防ぐために極めて重要です。壁の断熱方法には、「内断熱工法」と「外断熱工法」の2種があります。
内断熱工法は室内側から断熱材を施工する方法で、比較的低コストで実施できる一方で、壁内に湿気が溜まりやすいデメリットもあります。
外断熱工法では、壁の外側を覆うように断熱材を施工する方法です。建物全体を断熱性能の高い部材で包み込むことができるため、非常に高い断熱効果が得られます。
壁の断熱リフォームは、快適な室温を維持しやすくするだけでなく、エネルギーコストの削減、屋内環境の快適性向上に寄与します。特に現代の高気密・高断熱住宅においては、壁断熱は必須の要素となっています。
床
床の断熱は、特に冬場に床からの冷気の侵入を防ぎ、足元からの冷えを軽減するために重要です。床の断熱方法には、主に「床下断熱」と「床上断熱」の2つがあります。
床下断熱は、床下空間に断熱材を施工する方法で、床板を撤去することなく施工が可能です。
床上断熱は、床材を撤去後、新たに断熱材を敷き詰めてから床材を再設置する方法で、床の断熱と同時に床材を新しくすることが可能です。
床の断熱は室内の温度を均一に保つ効果があり、冷暖房の効率を向上させることでエネルギーコストの削減に貢献します。また、床下の湿気対策としても機能し、カビや腐食の防止にも有効です。
窓
窓は断熱リフォームにおいて最も効果を感じやすい部位の一つです。
窓の断熱方法には、「ガラスの交換」、「窓枠ごとの交換」、「内窓の追加」という3つの主要な方法があります。
ガラスの交換では、単板ガラスを複層ガラスにすることで、断熱効果を向上させることができます。
窓枠ごとの交換では、全体をより断熱性能の高い窓に取り替えることで、断熱と防音の両方の効果を大きく得ることができます。
内窓の追加は、既存の窓にもう一重の窓を設けることで、熱損失を軽減し、結露防止にも効果的です。
窓の断熱リフォームは、室内の快適性を大幅に改善し、冷暖房の効果を最大限に活かすことができます。特に、熱損失が多いとされる窓からの対策は、全体のエネルギー効率を向上させる上で中核を担います。
玄関ドア
意外と見落としてしまうのが玄関ドアです。
実は、断熱性が低い玄関ドアは冷暖房の効率を著しく下げる原因となり得ます。特に冬季に外気温が低い時には、玄関からの冷気の流入が室内の温度を大きく下げることがあります。また、夏季には、冷房した室内の涼しい空気が外に逃げてしまいやすくなってしまうのです!
玄関ドアの主な断熱リフォーム方法は、「ドアの交換」です。
玄関ドアを高断熱性能を持つ新しいものに交換する方法で、多層の断熱材が内蔵されたドアや、二重三重のガラスを使用したドアなどが適例です。交換するドアの材質には、木製、スチール製、ファイバーグラス製などがあり、それぞれ断熱性能や耐久性、デザインが異なります。この方法はコストは高くなりますが、最も断熱効果が高いとされています。
補助金や減税制度を活用してお得に断熱リフォーム工事ができる!
「断熱工事をしてみたいけど、高そう…」
そうお考えの方、ご安心ください!断熱リフォームを行う際、国や自治体からの補助金や減税制度の利用が可能です!
これらの支援は、リフォームの経済的負担を軽減し、より多くの家庭にエネルギー効率の高いリフォームを推進することを目的としています。
街の屋根やさんで利用可能なリフォーム関連の補助金制度について、詳しくは以下のリンクよりご覧いただけます。
>>街の屋根やさんで利用可能なリフォーム関連の補助金制度<<
断熱リフォーム工事のことなら街の屋根やさんにお任せください!
私たち街の屋根やさんは、屋根工事や外壁塗装だけでなく、以下の断熱リフォームも対応しております!
✅開口部(窓やドア)の断熱改修
開口部の断熱リフォーム工事として、ガラスの交換や内窓の設置、外窓やドアの交換を行うことが可能です。これらの改修を行うことで、外気の影響を受けやすい箇所の断熱性能を向上させ、住宅の冷暖房効率を大きく改善することができます。
✅外壁、屋根・天井、床の断熱改修
外壁はもちろん、屋根・天井、床の断熱改修を行うことが可能です。この断熱リフォーム工事によって、住宅の内部温度を安定させ、快適な室内環境を実現することができます!高品質な断熱材を使用し、部分的な断熱も可能です。
また、街の屋根やさんでは断熱リフォーム工事に先駆けて、お住まいの断熱性を最新型の赤外線カメラで診断するサービスも行っております!赤外線カメラを使った診断により、お住まいの熱損失の箇所を正確に把握し、最適な断熱改善策をご提案します。
この調査によるメリットや、断熱性向上の重要性については関連ページにてさらに詳しく解説していますので、是非参考にしてみてくださいね。
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