清瀬市下清戸で屋根塗装の事前点検をしたら塗れない屋根材パミールでした

更新日：2023年02月16日

「築13年を迎えたが、これまで屋根のメンテナンスを行っていないので屋根塗装を検討している」と清瀬市下清戸のお客様からご相談がありました。清瀬市周辺の他業者にも問い合わせたようですが、提案されるメンテナンス方法が違い頭を抱えているとのことでした。お客様のお家はスレート屋根で遮熱塗料による屋根塗装を考えているということです。その事前点検を行ってまいりました。

ちょっと複雑な屋根の形状です。築13年ということなので、そろそろ棟板金の固定力もチェックしておいた方がいい時期です。そちらもしっかりと点検しておきます。

【思ったよりも傷んでいる屋根】

築13年にしては屋根の傷みが激しいような気がします。色褪せは仕方ないにしても、ところどころ塗膜が剥がれているのはなぜなのでしょうか。この程度の築年数では塗膜が剥がれるのは珍しいケースです。雹が降った跡のように点々と塗膜が剥がれ、下地が露出しているのも気になります。雹が降れば屋根に傷はつきますが、このように表面がえぐられ、下地が露出することはまずありません。

【起こっている現象と外観的特徴がパミールと一致】

屋根材が剥離して、剥落している部分があります。屋根材の下端が凹をひっくり返したような形状になっており、出っ張った部分と引っ込んだ部分の長さがそれぞれ均等であること、剥離してくるという病状、この屋根材はパミールのようです。パミールは築10年前後で層間剥離が始まり、ボロボロに崩れてしまうという屋根材で塗装してもそれを防ぐことはできません。屋根葺き替えか屋根カバー工法でのリフォームが必要になります。お客様は「まだローンも残っているのに…」との一言がとても印象的でした。

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