無題ドキュメント

HOME > セメント瓦とモニエル瓦、塗り替えを必要とする瓦の最適なメンテ.....

セメント瓦とモニエル瓦、塗り替えを必要とする瓦の最適なメンテナンス方法

セメント瓦とモニエル瓦、塗り替えを必要とする瓦の最適なメンテナンス方法

 屋根材というと現在でも瓦というイメージが強いのか、どんな屋根材でも瓦と呼ばれがちです。スレート(カラーベスト・コロニアル)はスレート瓦と呼ばれますし、成型金属屋根材も金属瓦と呼ばれます。小さなピースを幾重にも並べて屋根を形成する屋根材の場合、そのような傾向が高いようです(トタンはトタン瓦と呼ばれない)。
本章では粘土瓦とそれに非常に形状が似たセメント瓦とモニエル瓦のメンテナンスについてご紹介します。

塗り替えが必要となるのがセメント瓦とモニエル瓦

瓦というとほとんどの方は表面に艶がなく黒っぽいいぶし瓦、または表面がガラス質で艶々している釉薬瓦を思い浮かべるのではないでしょうか。これらは粘土瓦と呼ばれ、その名の通り、粘土を成型して焼き上げたものです。前述のいぶし瓦、釉薬瓦の他、表面処理をせず、そのまま焼き上げた素焼き瓦があります。
粘土瓦以外にも瓦と呼ばれる屋根材があります。セメントやコンクリートを成型し、着色した瓦です。セメントやコンクリートと同じ素材から作られているため、どちらかというと瓦よりも同じ素材のスレート(カラーベスト・コロニアル)に近い性質を持っています。つまり、塗装が必要なのです。

粘土瓦

粘土瓦以外の瓦

様々な瓦の種類と見分け方はこちらも参考にしてください

粘土瓦とセメント瓦・モニエル瓦のメンテナンスの違い

セメント瓦とモニエル瓦はスレートと同じ性質を持っていますから、同じようなメンテナンス方法が必要になってきます。つまり、メンテナンスとして塗装が必要になってきます。
また、形状や屋根への設置方法が瓦とほぼ同じですから、こちらのメンテナンスも必要になってきます。粘土瓦、セメント瓦・モニエル瓦のメンテナンスの知識をまとめてみました。

粘土瓦は塗装の必要がなく、メンテナンスは漆喰のみ

粘土瓦 塗装の必要がなく、メンテナンスは漆喰のみ

 粘土瓦は塗る必要がありません。現在では塗料の性能も上がったため、塗ろうと思えば塗れるのですが一度、塗装してしまうと定期的に塗装しなくては美観が保てなくなるため、手間がかかるようになります。基本的にメンテナンスは漆喰の補修、漆喰詰め直しと棟の取り直しになります。
粘土瓦の耐用年数は50年とも100年とも言われ、1400年以上前の瓦が使われている建物もあります。瓦の寿命が尽きる前に防水紙の耐用年数を迎えてしまうため、それを交換するために屋根の吹き直しをすることもあります。

セメント瓦とモニエル瓦 屋根塗装と漆喰の補修が必要

セメント瓦とモニエル瓦 屋根塗装と漆喰の補修が必要

 セメント瓦とモニエル瓦は定期的に屋根塗装が必要です。
また、工法にもよりますが漆喰の補修、漆喰詰め直しと棟の取り直しも必要になってきます。粘土瓦の屋根と較べると、屋根塗装の分だけ手間がかかると言えるでしょう。
また、モニエル瓦は普通に塗装してしまうと、塗膜が剥がれる可能性が非常に高く、専門的な知識が要求される瓦です。モニエル瓦の屋根塗装は必ず専門店にご依頼ください。

屋根塗装

メンテナンスには定期的な塗装が必要

粘土瓦とセメント瓦とモニエル瓦の見分け方

貴方のお家の瓦は粘土瓦でしょうか。それともセメント瓦やモニエル瓦でしょうか。まずはその見分け方を覚えましょう。粘土瓦にも、セメント瓦にも、モニエル瓦にも、それぞれ特徴があり、それを覚えておけば見分けるのは容易です。

粘土瓦の特徴と見分け方

粘土瓦の特徴と見分け方

 瓦の端の部分が丸いという特徴があります。また、1枚の大きさがセメント瓦とモニエル瓦よりも一回り小さいので見分けるのは容易です。
粘土瓦は塗装されているわけではないので色褪せないからそこで判断するという方もいますが、いぶし瓦は経年で黒からグレーへと変化し行きます。

また、粘土瓦は汚れにくい・苔が生えづらいという方もいますが、それは釉薬瓦に限った話です。素焼き瓦は他の粘土瓦よりも表面がざらざらしているので汚れやすく、苔が生えやすいのです。

セメント瓦の特徴と見分け方

セメント瓦の特徴と見分け方

 セメント瓦とモニエル瓦はよく似ており、デザインも複数あるので見分けづらいのですが、小口(瓦の上端と下端)の部分に違いがあります。
小口がすっきりしていれば、セメント瓦です。凸凹していれば、モニエル瓦です。屋根専門業者のほとんどがはここで見て、どちらかを判断しています。

モニエル瓦の特徴と見分け方

セメント瓦の特徴と見分け方

 乾式洋瓦と呼ばれることからも分かるようにほとんどがF形(Frenchの略で平らな瓦、フランスから伝わってきた瓦が平らだったのが呼称の理由)やS形(Spanishの略で湾曲が大きな瓦、洋瓦でよく見られる形状のもの)ですが、J形(Japaneseの略で湾曲がなだらかな瓦、街中で一番見かける形状のもの)も存在します。
瓦の形状にこだわらず、セメント瓦と同じように小口で判断して下さい。小口が凸凹していれば、モニエル瓦で、すっきりしていれば、セメント瓦です。

セメント瓦とモニエル瓦のメンテナンス方法

セメント瓦も、モニエルも、定期的なメンテナンスとして屋根塗装が必要です。セメントも、コンクリートも、防水性はありません。塗膜が薄くなってくれば雨水が瓦自体に染み込むようになりますので、悪影響がおこります。水が浸透していくとセメントの成分であるカルシウムが流出していくので、エフロレッセンス(白華現象)や表面のざらつきが起こります。もともとの成分が流出しいるのですから、強度もそれだけ落ちていき、軽い衝撃で割れてしまうこともあります。

屋根塗装の他、棟などには漆喰が使われているので、漆喰の詰め直しや棟の取り直しも必要です。

塗膜が薄くなってくれば雨水が瓦自体に染み込むようになり悪影響がおこる

エフロレッセンス(白華現象)や表面のざらつきが起こり強度が落ちてしまう

劣化し強度も落ちているため軽い衝撃でも割れてしまう

漆喰が劣化し剥がれてしまうと棟瓦が固定されず崩れてしまう

セメント瓦の塗装方法

セメント瓦の特徴と見分け方

1.まずは高圧洗浄を充分に行います。
2.その後、下地がざらざらしているようならフィラー、ざらざらしていないようならシーラーと状態によって下塗り材を変えて、下塗りを行います。
フィラーを塗布してもざらつきが収まらないようであれば、重ね塗りを行います。
3.その後、中塗りと上塗り、仕上げの2回塗りを行います。

高圧洗浄

矢印

下塗り

矢印

中塗り・上塗り

モニエル瓦の塗装方法

 スラリー層という特殊な着色層があり、これが塗装を難しくしています。簡単にいうとモニエル瓦には表面にスラリー層があり、これを取り除かず塗装を行うと簡単に塗膜が剥がれてしまうのです。

この問題を解決するには
●スラリー層を取り除くために入念な高圧洗浄を行う
●もしくはスラリー層を強化するためにスラリー強化プライマーを使う
という2つの方法があります。

街の屋根やさんではスラリー強化プライマーを使用することをお勧めしています。

スラリー層(着色層)

ラリー層から塗膜が捲れてしまう

漆喰詰め直し

1.高圧洗浄を充分に行った後、

2.スラリー強化プライマーで下塗りを行い、ガムテープでスラリー層の粘着テストを行います。

3.スラリー層がテープに着いてこないようなら、中塗りと上塗りに入ります。
スラリー層が剥がれてしまったら、再度、スラリー強化プライマーを塗布し、粘着テストに合格してから中塗りと上塗りを行います。

高圧洗浄

矢印

下塗り

矢印

中塗り・上塗り

セメント瓦屋根・モニエル瓦屋根の漆喰詰め直し

漆喰詰め直し

 セメント瓦屋根やモニエル瓦屋根にも漆喰が使われており、それが剥がれてきた場合には漆喰詰め直しを行わなければなりません。

1.セメント瓦やモニエル瓦だからといって特殊なことはなく、普通の瓦屋根と同じように漆喰を剥がして、詰め直します。

2.セメント瓦屋根やモニエル瓦屋根は漆喰の他、釘も併用して固定されています。釘が浮いている場合は打ち込みます。

漆喰を剥がす

矢印

漆喰を詰め直す

矢印

浮いている釘を打ち込む

漆喰詰め直し工事について詳しくはコチラ

セメント瓦屋根・モニエル瓦屋根の棟瓦取り直し

棟瓦取り直し

耐用年数も長くなるのでお勧めです

現在では漆喰を除去してハイロールを使った棟瓦取り直しが一般的になりつつあります。
漆喰に較べるとハイロールはかなり軽量で、40mの棟瓦に使用すると約650kg屋根の軽量化が可能です。耐震性が向上へ大きく寄与するだけでなく、棟瓦のずれや崩れに対しても強くなり、耐用年数も長くなるのでお勧めです。

棟瓦取直し工事について詳しくはコチラ

お客様とのQA

A

セメント瓦やモニエル瓦にアスベストは使われているの?

Q

2004年以前製造のセメント瓦はアスベストを含み、モニエル瓦は一切使用されていません。

 セメント瓦やモニエル瓦は主原料がセメントで、その屋根材としての性質もスレート(カラーベスト・コロニアル)に近いと言われています。
スレートと同様に2004年以前に製造されたセメント瓦にはアスベストが使われていました。使われていたアスベストは非飛散性のレベル3のものであり、破壊しない限り、アスベストが飛散することはありません。廃棄や処理に関しても特別管理産業廃棄物にあたらず、石綿含有産業廃棄物(非飛散性アスベスト)として処理されます。

モニエル瓦はどの年代のものであってもアスベストは含まれていません

 

モニエル瓦はアスベスト規制が日本よりも早く進められた海外の会社が製造したものです。したがって、どの年代のものであってもアスベストが含まれていることはありません。

瓦屋根のチェックポイントとメンテナンス方法はコチラ

アスベスト含有屋根材の見分け方と最適な解決方法はコチラ

セメント瓦とモニエル瓦の現状

一時期は市場に受け入れられたセメント瓦とモニエル瓦ですが、メンテナンスとして漆喰詰め直しや棟取り直しだけではなく、屋根塗装も必要ということで徐々に人気は下降し、現在では製造・販売を行っているところも少なくなりました。セメント瓦については製造・販売を行っているところはありますが、モニエル瓦に至っては日本市場から完全に撤退し、極めて手に入りにくい状態です。

セメント瓦

モニエル瓦

モニエル瓦はほぼ手に入らない状態

 モニエル瓦は外資系の日本モニエル(株)が製造・販売を行っていましたが、2010年に日本市場から完全に撤退してしまいました。この時、在庫は豊富に残されていたらしいのですが、ある出来事をきっかけにほぼゼロになってしまいました。2011年3月に起こった東日本大震災です。倉庫に保管されていたモニエル瓦は地震によって崩れたり、落下してしまい、ほぼ全部が割れてしまったそうです。そのため、新品では手に入りにくく、中古でもかなり希少な製品です。

今後を考えた場合、屋根葺き替えという選択も

 2018年現在、割れたり、欠けたりしたモニエル瓦を交換することは非常に難しい状態です。端が一部、欠けた程度なら接着剤で補修することも可能ですが、何枚か割れてしまった場合は対応できない状態です。将来のことを考えたら、思い切って屋根を葺き替えてしまった方が安心できるのではないでしょうか。
現在のお家に今後、何年住むかを考えて、最良の選択をしてください。

交換することは非常に難しい状態

将来の安心を考え屋根葺き替えという選択も!

 お家の屋根材がセメント瓦という方も考え時です。2004年以前のセメント瓦にはアスベストが含有されています。前述の通り、そのまま住んでいる限りはアスベストは飛散しませんので安全です。

問題はアスベストの処分費用は年々、高くなっています。この先、屋根葺き替えを考えているのであれば、早目のタイミングで葺き替えてしまうことも賢い選択と言えるでしょう。

屋根葺き替えについて詳しくはコチラ

セメント瓦とモニエル瓦、最適なメンテナンス方法のまとめ

●粘土瓦と違い、セメント瓦とモニエル瓦は塗り替えのメンテナンスが必要です。

●外観が非常に似ているセメント瓦とモニエル瓦ですが、小口(瓦の上端や下端)で見分けることが可能です。小口がすっきりしていればセメント瓦、ゴツゴツしていればモニエル瓦です。

●外観が非常に似ているセメント瓦とモニエル瓦ですが、屋根塗装の仕方は大きく違います。しっかりと見分けることができて、それぞれの塗装の仕方を知っている業者に頼みましょう。

●セメント瓦とモニエル瓦にぱ漆喰の詰め直しと棟の取り直しといったメンテナンスも必要です。

●セメント瓦とモニエル瓦の多くは製造中止となっています。特にモニエル瓦は在庫がなく、非常に手に入りにくい状態です。

●在庫不足などで今後はどんどんメンテナンスしにくくなっていきます。そのお家に何年も住むのであれば、屋根葺き替えなども検討した方がいいでしょう。

関連するブログ一覧

  • 大田区東糀谷、小屋裏で雨漏りしているセメント瓦は屋根葺き替えで解決!

    古くなったセメント瓦は葺き替えがベストです

    本日は大田区東糀谷のお客様のお宅に雨漏り点検に伺いました。 ご相談内容は「天井裏で雨垂れの音がする、雨漏りではないか。」とのことです。 築年数も40年を超えているとのことですのでしっかり点検させていただきます。 まずは小屋裏を点検   小屋裏を見てみるとカビや雨染みが確認でき、雨水が浸入した形跡があります。 さらに草や藁のようなものも発見いたしました。これは鳥などが入り込み、巣を作っていたと考えら...続きはこちら

  • 品川区上大崎にて無料点検、セメント瓦屋根の雨漏り原因とメンテナンス方法

    塗装を必要とするセメント瓦

    品川区上大崎にて2階押入天井から雨漏り発生、修理のご依頼をいただき事前点検に伺いました。 まずは雨漏り箇所を拝見、天袋の天井、壁部分に雨が染み出した跡がありますね。   さらに小屋裏を見せていただくとこちらにも雨水に晒されていた形跡があります。   室内に雨水が入り込むと木部の腐食や金属部分が錆びることにより建物の強度が弱まってしまうことにつながります。 日頃のメンテナンスによって雨漏りを事前に防...続きはこちら

  • 足立区西新井本町でセメント瓦の屋根の葺き替え工事、瓦降ろしから防水シート貼りまで進めました

    防水シートの敷設

     足立区西新井本町で屋根の葺き替え工事を施工する事になりました。これまではセメント瓦を使用したお住まいでしたが、雨漏りが発生する事も有りその都度部分的に修繕していったそうですが、どうしても雨漏りが止まず、やはり全体的に手を入れないと根本的な解決には至らないとの観点から、今回全体的な修繕工事を行う事ととなりました。 セメント瓦の葺き替え着手    既存はこのセメント瓦です。かつてよく使用されていた屋...続きはこちら

  • 関連する施工事例一覧

    多摩市桜ケ丘で雨漏りしている瓦葺き屋根を葺き直し工事で雨漏り修理します

    【施工内容】

    屋根葺き直し

    江戸川区大杉でセメント瓦のお住まいの屋根葺き替え工事、スーパーガルテクトで施工しました

    【施工内容】

    瓦屋根葺き替え ガルバリウム鋼板

    江戸川区平井で勾配の取れていないベランダに勾配を作成しウレタン塗膜防水工事にいたしました

    【施工内容】

    雨漏り修理 防水工事

    関連するお客様の声一覧

    調布市多摩川にて玄関庇の調査、M様のご感想

    【施工内容】

    その他の工事

    【一言メッセージ】

    親切ていねいだと思いました。

    福生市にて瓦屋根の調査、A様のアンケート

    【施工内容】

    棟瓦取り直し

    【一言メッセージ】

    最高の対応です

    府中市矢崎町にて雨樋に穴が発生、点検後のM様のアンケート

    【施工内容】

    雨樋交換

    【一言メッセージ】

    屋根の専門業社だったので

    あなたの近くの街の屋根やさんはこちら

     街の屋根やさんは東京都以外にも神奈川県、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。

    屋根工事なら街の屋根やさんにおまかせください!!

    お問い合わせ・資料請求

    新型コロナウィルス対策について

    新型コロナウィルス対策について

    • 屋根リフォームの流れ
    • 徹底したお住まい調査
    • 不安ゼロ宣

言
    • 屋根のお役立ち情報
    • 当社のご案内
    • 屋根の資料請求

    点検・調査・お見積もり

など無料で承ります。

    イオン銀行住宅ローン

    株式会社シェアテック
    街の屋根やさん東京
    東東京支店
    〒132-0023
    東京都江戸川区西一之江2-10-17 大場ビル1F
    TEL :0120-989-936 
    E-mail : info@sharetech.co.jp
    品川支店
    〒141-0031
    東京都品川区西五反田7-22-17 TOCビル10F
    多摩川支店
    〒182-0025
    東京都調布市多摩川3-68-1
    Copyright © 2021 街の屋根やさん All Rights Reserved.
    ページトップへ戻る