
HOME > ブログ > 杉並区浜田山で台風の強風によって飛ばされた廃盤品のセキスイか.....
更新日:2019年10月10日
杉並区浜田山で屋根の調査をおこないました。今週末に台風19号が接近していますが、調査に伺った建物は台風15号で被害を受けていました。屋根材が台風15号の強風によって落下して割れていたそうで、お向かいのマンションから確認すると、確かに屋根の上にズレている部分が確認出来ました。屋根材はセキスイが販売していた『かわらU』です。古い屋根に非常に多く使われていたトタンの瓦棒葺き屋根の上からカバーが出来るという事で需要が非常に多かった屋根材です。現在では廃盤になっており、数年前まではまだメーカーなどで在庫が残っていましたが、現在では材料をとる事が出来ません。棟が脱落してしまい割れていましたので、普通の瓦であれば交換が可能ですが、かわらUの場合は破損した部分だけの交換が出来ません。
屋根のどこが被害を受けたのかを確認します。お隣から屋根の状態が確認出来るのですが、屋根の上に乗せてある棟がズレているのが確認出来ました。実際に屋根の状況を確認すると、棟が1本落ちてしまい、その影響で回りの棟もズレていました。
かわらUを葺いた後に木を打ち付けて釘で固定してありましたが、木が腐食していて釘が全く効いていません。飛ばされた部分を確認しましたが、棟が持ち上がった時に釘も一緒に木から抜けてしまった為に落下した様です。廃盤の為に割れた部材を新しい物に交換する事が出来ませんので、棟を全て他の物に交換する必要があります。例えば、洋瓦の棟や棟板金などへ繋がった部分は交換をおこないます。
塗装してあるので確認しづらいのですが、棟瓦には数字やアルファベットが刻まれています。この刻印は製造年を表していて、アスベストが含まれているかどうかが刻印から調べられる様になっています。調査に伺った杉並区浜田山の屋根は、トタンの瓦棒葺きの上にカバーしたかわらUが破損していましたが、廃盤品の屋根材の為に破損した部分を他の代替品を使用して直す事になります。今回は棟瓦の破損でしたので代替品での対応が可能でしたが、平らな屋根面に葺かれていた屋根が破損してしまうと、部分的に直す事が出来ませんので全体を直す葺き替え工事をおこなう事になります。経年劣化によって屋根材自体が脆くなっていますので、作業は十分注意しておこないます。
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