江戸川区上篠崎にて棟の歪みや漆喰の剥がれ、瓦屋根の棟取り直し工事を行いました
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:岡野
江戸川区上篠崎にお住いのK様より「家の周りに漆喰のようなものが落ちていたので屋根を点検してほしい。」と、お問い合わせをいただきました。お話をお伺いすると、漆喰のようなものが落ちているのに気が付き下から屋根を見上げたところ、屋根の上にも漆喰の欠片のようなものが落ちているのを確認し、棟の漆喰が剥がれているのではないかとご心配になり弊社にお問い合わせをいただきました。梯子を使い屋根に上がると棟の漆喰が剥がれており葺き土が露出しているのを発見しました。露出した葺き土に雨水が浸透してしまうと雨漏りの原因になってしまいます。また、漆喰が剥がれてしまい棟を固定する力が弱くなっていますので棟自体が歪んでいました。このままですと台風などの強風や突風、地震などの揺れの影響により棟が崩れてしまう事に繋がります。棟が崩れてしまうと積んであるのし瓦や冠瓦が周囲の瓦を割ってしまい、割れた箇所から雨水が浸入する危険性や、屋根の上から落下した瓦が近隣の建物に被害を与えてしまったりと二次被害に繋がりますので、お客様に調査のご説明をし棟取り直し工事のご提案をしたところ工事のご依頼をいただきました。
担当:岡野
- 【工事内容】
- 棟瓦取り直し 漆喰取り直し
- 【工事詳細】
-
- 使用材料
- 施工期間
- 3日間
- 築年数
- 築30年
- 施工金額
- 詳しくはお問い合わせください
- お施主様
- K様邸
- ハウスメーカー
- ハウスメーカー不明
- 【工事内容】
- 棟瓦取り直し 漆喰取り直し
- 【工事詳細】
-
- 使用材料
- シルガード
- 施工期間
- 3日間
- 築年数
- 築30年
- 施工金額
- 詳しくはお問い合わせください
- お施主様
- K様邸
- ハウスメーカー
- ハウスメーカー不明
瓦屋根の調査の様子
江戸川区上篠崎にて行いましたK様邸の瓦屋根の調査の様子です。お問い合わせのきっかけとなった棟の漆喰ですが剥離していたりひび割れている状態です。棟は屋根の頂点部分になります。屋根材と屋根材が山状に合わさる部分は屋根材だけでは雨水の浸入を防ぐ事ができませんので、のし瓦や冠瓦で覆い、面戸部分に漆喰を詰める事により建物内部への雨水の浸入を防いでいます。
漆喰が剥がれている箇所の様子です。漆喰は紫外線や風雨の影響により劣化してしまいます。また、漆喰が劣化する事によりのし瓦とのし瓦の継目に隙間が出来てしまいますので、その隙間から雨水が浸入すると葺き土に雨水が浸透し、外側へと葺き土が流れてしまいます。葺き土が流れてしまいますと漆喰が押し出されてしまいますのでひび割れたり剥がれてしまう事に繋がります。漆喰がひび割れたり剥がれてしまうと葺き土が露出してしまい、雨水に晒されて浸透してしまうと雨漏りの原因になってしまいますので早めの対応が必要です。
棟が歪んでいる様子です。葺き土は棟の土台となっており、当初は粘土状で固まっているのですが、経年により砂状になってしまいますので固定する力が弱くなってしまいます。棟を固定する力が弱くなってしまうと棟自体が歪んでしまい棟の崩れに繋がります。葺き土が傷んで耐久性が低下すると台風などの強風や突風、地震の揺れなどの影響により崩れてしまいます。このような状態ですと、のし瓦や冠瓦の落下による事故や、落下した瓦が周囲の瓦を割ってしまい雨漏りが発生してしまうなどの様々な被害に繋がりますので早期対応が必要となり、棟取り直し工事を行なう運びとなりました。
棟取り直し工事の様子
棟取り直し工事の様子です。棟取り直し工事は今の棟を解体し、新しい棟を造る工事なりますので、まずは既存の棟を解体します。既存の瓦にひびや割れ等の不具合が無ければ再利用できますので確認しながら取外していきます。再利用できるのは瓦の特長でもあります。取外したのし瓦や冠瓦は一度下まで降ろしてしまいますと時間が掛かり作業効率が悪くなってしまいますので、平瓦の上に仮置きをしていきます。
取外したのし瓦や冠瓦は下まで降ろしてしまいますと時間が掛かり作業効率が悪くなってしまいますので、平瓦の上に仮置きをしていきます。既存の棟を解体しましたら葺き土を撤去し、ブロワー等を用いて清掃します。
棟瓦を固定するための銅線の取付になります。銅線は棟を固定し、ズレを防止するための重要な役割を果たしております。銅線の固定が終わりましたら棟を直線にするための目安となる水糸を張ります。
銅線の固定、水糸張りが終わりましたら瓦と瓦が合わさる隙間を漆喰で埋めていきます。使用致しました漆喰は「軽量シルガード」になります。軽量シルガードは葺き土が不要で一回で仕上げる事ができます。軽量骨材を使用していますので、比重を大幅に低減しています。また、特殊なシリコンと防水材を配合していますので防水率も低減しております。防水性や耐久性に優れておりますので近年の漆喰工事では主流となっています。
漆喰で土台を形成する際には耐久性や強度を高める為に瓦を割ったものを使用し、漆喰を盛っていきます。土台を形成しましたら、のし瓦を積んでいきます。その際に屋根下地や鬼瓦に固定した銅線が埋まらないように確認しながら作業を行います。
のし瓦を積む際は必ず互い違いに積んでいきます。互い違いに積むことで継目が重ならず、雨水の浸入防止や耐久性の向上に繋がります。のし瓦を積む際にも割れた瓦を隙間に入れていき強度を高めます。
のし瓦を積み終わったら、一番上の冠瓦を積んで予め仕込んでおいた銅線を結び固定します。銅線は棟を固定する役割や冠瓦やのし瓦の飛散を防ぐ重要な役割を果たしているのです。
銅線で棟を固定しましたら棟取り直し工事が完了となります。既存の棟は歪んでいましたが、棟取り直し工事を行った事で直線になり崩れる心配も無くなりました。雨水が浸入する箇所も無くなりましたので雨漏りの不安も解消され、お客様に満足していただけました。
私たち街の屋根やさんでは新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、ご訪問の際にはマスク着用でお伺いさせていただいております。感染を防ぐためにもソーシャルディスタンスを徹底し、お客様やスタッフの安全管理を徹底致します。詳しくは「新型コロナウィルス対策について」をご覧ください。
記事内に記載されている金額は2021年05月13日時点での費用となります。街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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