
HOME > 施工事例 > 日野市豊田で落雪被害を防止するため、防災瓦へ後付け雪止めを追.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:富田
担当:富田
元々の屋根にも雪止めは設置してありました。取っ手と瓦が一体になったような形状の雪止め瓦が軒先近くに取り付けてありますが、降雪量や雪質によってはこの雪止めを飛び越えてしまうことがあるそうです。
釉薬(ゆうやく)瓦は表面に釉薬という薬品の塗ってから焼き上げて造られます。陶器瓦とも称されることからも分かるようにガラスコーティングされたような仕上がりになっているので、非常に滑りやすくなっています。『雪止めを飛び越えてしまうことがある』ということなので、今回は雪止めを増設する工事を行います。
屋根に葺いてあるのは『防災瓦』です。強風や地震の時に崩れ落ちないようになっている瓦で、釘で固定されている上に瓦同士がしっかりと噛み合わせられる仕様になっています。こちらの屋根瓦は鶴弥というメーカーのスーパートライシリーズです。通常の瓦は瓦桟という木に引っかけてあるだけですので、簡単に持ち上げることが出来ます。しかし、防災瓦はガバっと大きく持ち上げることは出来ません。
後付けの雪止めは瓦を大きく持ち上げることなく設置できるスーパートライシリーズ専用のものを使用します。
全く動かない訳ではありませんので、少し浮かせて雪止めを差し込みます。雪止め瓦の上に一列に設置していきます。
分かりやすく説明しますと、瓦を少し持ち上げて雪止めを差し込むのですが、奥まで入れるわけではありません。雪止めの先が爪のように持ち上がっていて、そこを瓦の先の方(差し込む側から見るとその瓦の上端)に引っかけます。雪止めを引っかけた後にプレートを瓦の上にかぶせて挟み込み、ボルトとナットで固定します。
ナットを締める事で雪止めとプレートが近づき、瓦を挟み込む事で後付け雪止めが固定されます。
瓦の表面を滑り落ちてくる雪は、周りを巻き込んで一気に落ちてしまいますが、雪止めの様に屋根から出っ張った突起があるだけでも効果は大分違います。何も抵抗が無かった部分に引っ掛かりが出来ますので、この地域での降雪量であれば十二分に対応できるでしょう。
後付け雪止め工事が完成しました。今までは簡単に滑ってしまっていた所に引っ掛かりが出来ました。後付け雪止めを設置したことで屋根に影響が出ると心配されるかもしれませんが、瓦に引っかけている事と元々が防災瓦でしっかりと固定されている為に全く心配は要りません。
二段階で雪を止める事が出来ますので、今までの様に滑り落ちる可能性はとても低くなりました。
後付け雪止め設置工事にはいろいろなパターンがあります。雪止めと雪止めの間を埋める様に、断面がL型のアングルという金物を取り付けたり、金網で作られている大型の雪止めもありますので、周りの状況によっていろいろなご提案をさせて頂きます。
今年は雪の心配は無さそうですが、雪止めを取付けたことによって被害を受けることなく、雪の日も安心してお過ごしいただけると思います。
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