大田区北馬込にてウレタン塗膜防水とサイディング目地のシーリング補修で雨漏りの原因を解消
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
ITS事業部:根本
大田区北馬込にお住まいのS様より雨漏りに関するご相談をいただきました。普段は問題ないようですが雨脚が強い時、大雨の時に室内に雨水が浸入してしまうようです。ベランダに亀裂が入っていることからベランダ防水層の経年劣化を疑っているようですが、まずは無料点検を実施し原因を特定してから補修工事のご提案をさせていただきました。
ITS事業部:根本
- 【工事内容】
- 雨漏り修理 防水工事
- 【工事詳細】
-
- お施主様
- S様邸
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【雨漏り補修工事】
今回雨漏り被害に遭われているのは1階居室の天井、ちょうどバルコニーの下側の部屋になります。窓枠に雨染みが出来ていますが普段の弱い雨では被害は無いため、それほど雨水の浸入量は少ないように見受けられます。しかしこのままでは枠だけでなく外壁構造も腐食してしまう恐れがありますので、早速原因を特定していきましょう。
まずは亀裂が入っているベランダの確認です。ベランダやバルコニーは雨漏りを防ぐ為に防水工事で防水層を形成しています。もちろん必ず経年劣化を起こしてしまいますので防水層の種類(ウレタン塗膜防水・シート防水・FRP防水・アスファルト防水)に関わらず、定期的なメンテナンスを行わなくてはなりません。
ウレタン塗膜防水やFRP防水の表面にひび割れが見られる場合はトップコートの劣化ですので、雨漏りを起こすことはありません。もちろん防水層も傷みやすくなりますので塗り替えは必要ですが、どのご家庭でも起こり得る経年劣化です。しかし下地自体に亀裂が入っている場合、防水層は既に役割を果たしていません。ヒビを見ていただくと分かりますが、雨水が染み込んだことにより黒ずんでしまっています。今回の雨漏りの原因である可能性は充分に考えられます。また雨漏りの原因でなくとも早急に補修を行わなければ雨漏りを発生させてしまいます。
もう一つ、雨漏りを起こしかねない経年劣化は「窯業系サイディングの目地劣化」です。目地と呼ばれるボード間の隙間にはシーリング材を打設し雨水の浸入を防いでいます。しかしこちらも5~8年程度でひび割れ・亀裂等の経年劣化が見られるようになります。外壁材内部には透湿防水シートがあり雨水の浸入を防いでいるのですぐに雨漏りを起こすケースは多くありませんが、同時にサイディングの腐食や剥がれを起こす危険も高くなりますので定期的な補修は不可欠です。
恐らく雨漏りの原因はベランダの防水層劣化によるものでしょう。しかし目地シーリング材の劣化も著しい為、まとめて補修を行い雨漏りの根本的原因を解消していきましょう。
まずはサイディング目地の補修工事の為の足場を仮設します。目地の施工箇所は少ないように見えて、1軒当たり200m程度と住宅全体にも及びます。つまり目地の打替え補修だけでも全体の足場仮設が必要なのです。今回はあくまで部分補修ですが、目地の打替え補修にあわせて外壁塗装や屋根リフォームを行いメンテナンス回数を減らしましょう。一時的には支出が多くなりますが、長期的にみると確実に支出を抑えることが出来ます。
既存の劣化してしまっているシーリング材をカッター等で取り除いてからマスキングテープで養生、プライマーで密着性を高めてからシーリング材を打設し直します。外壁塗装を行う場合はシーリング材が隠れるので色を考える必要はありませんが、目地が露出する場合は外壁材の色に合わせて補修しましょう。施工後すぐはまだ手に付着してしまいますので、しばらく触らずに硬化を待ちましょう。
ベランダやバルコニーの立ち上がり(壁部分)の最上部には【笠木】と呼ばれる仕上げ材が取り付けられているかと思います。こちらも雨水が入り込まないように施工されていますが、継ぎ目のシーリング材が劣化することにより外壁内部に雨水が入り込んでしまいます。アルミ等の塗装が必要ない部材の事が多いのですが、シーリング材はしっかり補修していきましょう。
続いてはベランダのウレタン塗膜防水工事です。まず高圧洗浄でベランダの表面にこびりついた汚れを綺麗に取り除き充分に乾燥させます。
水分が残っている状態で防水工事を行ってしまうと水分が防水層によって閉じ込められた状態になり、蒸発の際に新たに形成した防水層に膨れや剥がれを起こしてしまう可能性が高くなります。雨天時は工期が長くかかりがちですが、急いで施工してもトラブルを引き起こすだけですので確実な防水工事を行っていきましょう。
乾燥後まずはプライマーで下地と防水塗料の密着性を高めます。
続いてひび割れをシーリング材で補修していきます。厚く塗る事でひび割れをカバー出来るかと思われがちですが、ベランダやバルコニーにはほとんど傾斜(勾配)がありません。普段洗濯物干し等で利用していても気づかない程度です。厚塗りをして段差が出来てしまうと排水を滞らせる可能性がありますので、必ず平坦に仕上げるよう補修を行います。その後ウレタン樹脂塗料を立ち上がりから均一に塗っていきます。塗膜を一定の厚さに仕上げる為には2~3回程度の塗り重ねが必要な上、平滑に仕上げるのは職人の技があってこそですね。
防水層を形成したことで雨漏りは改善しました。しかしこのままでは太陽光や雨水に晒されることで防水層が傷んでしまいます。そこで最後に保護材のトップコートを表面にぬりウレタン塗膜防水工事は完了です。
【工事を終えて】
お住まいが雨漏りを起こす原因は、実はみなさんが思っているよりも多いと思います。だからこそ確実な原因を特定しないと無駄な工事を繰り返さなければならなくなってしまいます。街の屋根やさんでは無料点検はもちろん散水試験も承っておりますので、部分的な補修をご希望の方はお気軽にご相談ください。必ず原因を突き止め補修工事のご提案をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
記事内に記載されている金額は2021年05月13日時点での費用となります。街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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