稲城市で雨樋の調査、台風の強風で破損した銅製雨樋の交換工事

更新日：2021年05月13日

稲城市で雨樋の調査をおこないました。先日の台風２４号の影響はまだまだ大きく、こちらの建物も強風で雨樋が落ちておりました。吊り込んであるのは銅製雨樋で、純和風の建物にとても良くあっていましたが、木に打ち込んで固定する吊り込み金具が抜け落ちて雨樋も脱落していました。タニタというメーカーの規格サイズの銅製雨樋がピッタリはまります。銅製雨樋は新しい時はピカピカな状態ですが、経年劣化によって緑青（ろくしょう）で覆われて独特な緑色に変わっていきます。この緑青が出てくると深みのある色になり、建物の風合いもとても落ち着いた感じになります。脱落してしまった銅製雨樋は新しい物に交換しなければなりませんので、暫くの間はピカピカしていますが、徐々に色が変わっていくのを楽しむのも良いかもしれません。

【強風で脱落した銅製雨樋】

生垣の外から見てもわかる様に、軒樋の半分が垂れさがっています。吊り込んである雨樋は銅製雨樋で、非常に良い風合いに変わっていたので、とてももったいないですね。

吊り込み金具も銅製の物で、垂木（たるき）という木に打ち込んで固定する金具が使用されていますが、抜け落ちてしまっています。タニタというメーカーで銅製雨樋を扱っており、外れた雨樋は５号という規格に該当しますので、今までとそれ程違和感なく交換工事が可能です。

【色の変化を楽しむのも銅製雨樋の醍醐味です】

４年程前にも一部の雨樋を交換しています。上の段が４年前に交換した雨樋で、下の段が元々吊り込んであった銅製雨樋です。古い方は緑青によって深い緑色に変わっていますが、上の段の新しい方はまだまだ色の変化の途中です。

新しい銅製雨樋はこの様に回りの景色が反射するほどピカピカしています。これが経年劣化で緑青の緑色に変わっていきますので、色の変化をゆっくりと楽しむことが出来ます。稲城市の台風で破損した銅製雨樋も新しく交換工事をおこないますので、暫くはピカピカの状態になりますが、雨樋本来の役割である雨水がちゃんと流れる様にしていきます。

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