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千代田区|飛散したら危険!ビル街の狭間の棟板金交換を実施

【施工前】
施工前

【施工後】
施工後

【お問い合わせのきっかけ】
千代田区のO様は強風で屋根から飛んで北「金属片」にビックリされてお問い合わせを頂きました。屋根が全く見えない事もあって、雨漏りも心配されているようです。かなり昔の建物とのことで屋根も大丈夫かどうか見て欲しいとのご依頼でした。 屋根から落ちてくる「金属片」の代表格はやはり「棟板金」でしょう。想定はしつつも、屋根自体の剥がれなども考えながらお伺いさせていただきました。 現場にて確認をさせて頂くと、パラペットのある建物の為、お客様の言うとおり全く屋根が見えません。持参した三段梯子で何とか屋根にのぼれる高さでしたが屋根にのぼり状態を確認させていただきました。屋根は瓦棒葺きの屋根で下が、屋根の剥がれは無く、想定通りの棟板金が外れて一部が飛散したようです。ただし、今まで一度も塗装を行ったことも無いようで屋根全体に錆が多く見られます。今後の事を考えると屋根全体のメンテナンスをお奨め致しましたが、今回は予算的なこともあり飛散した部分だけの棟では無く全体の棟板金を交換する工事を承ることになりました。

【工事内容】
棟板金交換
【工事詳細】
使用材料
GL鋼板 0.35ミリ
施工期間
半日
平米数
約6m
お施主様
O様

【点検・調査】

飛散状況

真っ赤に錆びてしまった屋根と棟板金が屋根にのぼると目の前に現れました。全体の棟の長さは約6メートルありますが、そのうちの三分の一が飛ばされてしまっておりました。残りの三分の一も半分ほど外れかけており不安です。

棟板金の飛散 貫板の腐食

屋根の勾配は瓦棒葺きの屋根にしてはかなり急斜面です。立地的な問題からこうなったのでしょう。飛散した棟板金の下にある貫板もかなりの年季を感じる物でした。この状態を見ると、棟板金が飛散してしまった原因は貫板の経年による「痩せ」から板金を留めている釘が緩み、風に煽られてしまったのでしょう。このことは、今回のお客様に限らず、棟板金がある屋根ではどこでも起こり得ることです。

棟嵌合部の隙間 アンテナも危険

お客様の心配事の雨漏りも、棟板金の下側は屋根の嵌合部分となっていますが、ご覧の様に完全にはかみ合っていないため水が入ってしまう状態になっております。防水紙の状態が見えないため心配です。あとは使っていないアンテナの残骸も屋根の上にあったため、強風で飛ばされないとも限らないため撤去をお奨め致しました。

今現在は雨漏りはしていないとの事でしたが、錆の状態などを考えると総合的なメンテナンスを行った方が良い事をお伝えいたしましたが、今回は飛散した部分も含め、棟全体の交換工事を承らせていただくこととなりました。

 

【工事】

仮止め棟板金解体 棟板金解体

工事は仮止めをしてあった飛散した棟板金を含め、既存の棟板金を外していきます。調査日から着工日までの間、少し時間があったのですが再度飛散することも無くて良かったです。仮止めは通常の貫板の側面では腐食が進みすぎてビスが効かなかった為、屋根材にまでは届かない長さのビスで上から貫板に留めておきました。これはあくまでも臨時的措置ですので通常の工事ではやりません。屋根工事の場合、露出して場所で「真上」からビスなり釘なりを打つことはあまり良くない事なのです。

屋根の立上り 屋根の立上り

瓦棒葺き屋根は、凸部と凹部が等間隔に配置された構造となっています。この凸部は蓋の役割を果たしております。凹部の両端は数センチ立ち上がっていて、そこに沿うように木材が入ってその木材を両側から挟み込んでいます。その蓋が凸部になっている構造です。その為、棟の下側には当然隙間が出来てしまっているので、普通に考えるとそこから雨が吹き込みそうなものです。そこで屋根の棟側の端も立ち上げて雨が吹き込まない様にしてあります。屋根の傾斜が緩やかなほど吹き込みやすくなるため、その場合は「面戸」と言われる止水のカバーをこの隙間の部分にはめ込みます。考えた人は頭いいですね。

新築高層ビルと貫板 貫板位置調整

地域柄もあって、周囲では再開発も進んでいます。無機質な高層ビルと有機的な貫板の写真を撮ってみました。この貫板を屋根に固定していくのですが新しくつける棟板金で幅を合わせながら位置決めを行っていきます。貫板を固定する部分はもちろん凸部です。この屋根を施工した当時は釘を使用していたようですが、このような改修の時などは、釘よりも保持力が圧倒的に高いビスを使用して固定します。

貫板固定 パラペット部板金処理

棟がいびつにならない様に「通り」を確認しながらの作業です。

パラペットという、屋根に壁が立ち上がっている付け根の部分は壁も関係してくるため、既存の棟板金を10センチほど残し雨漏り対策を行っています。

パラペット部おさめ ステンレスビス止め

壁の際に板金を差し込んでいきますが、ここもシッカリと入れ込んだあとにコーキングで防水処理を行います。最後は仮止め状態であった棟板金を新しく設置した貫板の横側にステンレスのビスで固定して工事は終了です。こうしてみると「棟板金」の役割がわかりますね。上から打ち込んだビスを雨から守り、屋根の嵌合部も雨から守ってくれている重要な役割を担っています。

鋼板メーカー 鋼板厚さ

使用した棟板金はJFEガルバリウム鋼板、厚み0.35ミリで出来ています。わずか0.35ミリの鋼板ですが、錆に強く屋根の頂点を雨から長い期間守ってくれることでしょう。

既存棟板金錆酷い

今まで付いていた棟板金はトタン製で厚みも0.27ミリと思われます。

完成

棟板金はキレイに収まりました。棟に関してはビル風にあっても飛ばないでしょうからご安心ください。

 

 

 

 

 

 

【工事完了後】

棟板金の固定はステンレスビス

棟板金と貫板を固定するのは棟板金同様錆に強い「ステンレス製ビス」を使用しています。長期にわたっての安心をお届けいたします。

パラペットと棟の取り合い部は既存板金を少し残して新しい棟板金を差し込んでいますが、壁部分を少し切開しているのと防水をシッカリと行う為にもコーキングで防水処理を行います。

壁との取り合い部の防水処理

パラペットと棟の取り合い部は既存板金を少し残して新しい棟板金を差し込んでいますが、壁部分を少し切開しているのと防水をシッカリと行う為にもコーキングで防水処理を行います。

残置物の撤去

最近は付けない方もいらっしゃるTVアンテナですが、地デジになって昔の大きなVHFのアンテナは不要になっています。ついつい忘れがちなアンテナも髭の様な素子はアルミ製ですが支柱や馬は鋼材で出来ていて錆びて屋根を錆汁で汚してしまったりもらい錆を発生させてしまいます。また棟板金同様、風での飛散も心配です。屋根工事などを行った際には撤去のご相談にも応じさせて頂いておりますので危険な物は屋根に残さない様にしたいですね。

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