国分寺市光町にて屋上防水の調査、保護用の長尺シートが剥がれておりました
更新日:2021年06月26日
陸屋根の屋上防水の点検を行いました
国分寺市光町にて屋上防水が捲れてきているので何とかしたいというお問い合わせいただきまして調査を行ってまいりました。
屋上が陸屋根になっているお宅で、既存の防水はシート防水でした。また、シート防水の上に保護用の長尺シートが貼られており、それが剥がれてきている様子でした。
防水層は紫外線に弱く、日光にさらされた状態では劣化していってしまいますので、トップコートと呼ばれる保護剤を塗布して表面を保護する必要があります。
今回はその上にさらに長尺シートが敷かれておりました。長尺シートも塩ビ製のものでしたので、紫外線によって劣化し硬化することでひび割れや裂け目が出てきているという状態でした。
長尺シートの裂け目に雨水が溜まっておりました
長尺シートの裂けている部分を見てみると、雨水が溜まってしまっておりました。常に湿った状態というのはどの部分においてもよくはありません。劣化が進んでいく原因にもなりかねないので注意が必要になります。
長尺シートを引っ張ってみると下の防水層も持ち上がったのでしっかり接着はされているようでした。防水層のメンテナンスを行うとしたら、トップコートを塗布するか、上から防水層を重ねるか、既存の防水層を撤去し新規の防水層を作っていくかになります。もちろん既存の防水層を撤去するとなるとその分費用がかさんでくるということになりますが、防水層にも相性があり、この下地の状態では上に重ねられないので撤去せざるを得ないという場合もありますのであらかじめお含みおきいただければ幸いです。
今回は既存の長尺シートを剥がして不陸(剥がした後の凹凸など)を補修してから、ウレタン防水の通気緩衝工法を行うというご提案をさせていただきました。ウレタン防水には密着工法と通気緩衝工法があり、通気緩衝工法は下地の状態に左右されないということからこちらをご提案させていただきました。
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